こんにちは。MLBお兄さんこと松村です。
私が開発に関わっているKOSMISCH(コーズミッシュ)は、タスク管理ツールをAzure DevOpsに移行しています。
Azure DevOpsへの移行にあたり、まずソースコードを管理しているGitリポジトリをAzure Reposに移行する作業を行いました。
Azure Reposにはインポート機能があり、移行元のGitリポジトリのURLや認証情報を指定することで、コードやコミット履歴、ブランチを移行することができます。
docs.microsoft.com
Azure Reposはコミットメッセージに#(チケットID)
を含めることで、コミットをチケットにリンクする機能がありますが、自分が作業したコミットがリンクされていないことがありました。
docs.microsoft.com
他のプロジェクトではそういう事象が無かったのでおかしいなと思い、Azure DevOpsに詳しい id:kkamegawa さんに質問して教えてもらいました。
もしかして:そのGitレポジトリって、どこか他所からインポートしてないでしょうか?
— kkamegawa (@kkamegawa) March 11, 2020
インポートしたときはその設定がdisableになってるそうです。
どうやら、Azure Reposにリポジトリを作成した段階では有効になっている2つのコミットリンク機能が、Gitリポジトリをインポートした時点で無効になってしまうということです。
- Commit mention linking
- Commit mention work item resolution
テスト用のリポジトリを作って試したら確かに設定が無効になることが確認できました。
ちなみに Azure DevOps > Project Settings > Repogitories > 該当のリポジトリ > Options で設定を確認することができます。
※リポジトリ作成直後の設定
※リポジトリをインポートした直後の設定
無効となった2つのコミットリンク機能は手動で有効にしましょう。