こんにちは!オルターブースのエンジニア二年目の木村龍太郎です!
2024年9月14日、東京・お台場のdocomo R&D OPEN LAB ODAIBAにて開催された「DevRel/Japan CONFERENCE 2024」に参加してきました。
本イベントはエバンジェリスト、プリセールス向けのイベントですが、
私自身、エンジニアリングだけでなく、人との関係性(Relation)の構築や開発者コミュニティに関心を抱いており、「DevRel/Japan CONFERENCE 2024」は、DevRelの専門家の経験談や他社の事例からそれらの学びを得る貴重な機会になると感じ、参加を決めました。
このレポートでは、カンファレンスで特に印象に残ったセッションの内容や、参加者との交流を通して得られた知見を共有します!
DevRel/Japan CONFERENCE とは?
DevRel/Japan CONFERENCEは、日本唯一のDevRel(Developer Relations)に関するカンファレンスです。2019年から毎年開催されており 、開発者マーケティングに関する知識を深め、関係者同士の交流を促進することを目的としています。
今年2024年は、Snowflake、Datadog、Stripeといった著名企業から、スタートアップまで、様々な企業のDevRel担当者やエンジニアが集結し、基調講演、セッション、パネルディスカッションなど、盛りだくさんの内容でした!
その他会場の様子や盛り上がりは togetter にまとめられていますので、ぜひご覧ください。
セッションの詳細
どのセッションも興味深かったのですが、私が参加したセッションのうち3つほど得られた学びと感想をまとめたいと思います。
DevRelこそ、プロダクトが愛され発展する源泉 by KT@Snowflake合同会社 (Bridgeトラック)
Snowflake合同会社のKT氏による、DevRelの重要性を説いたセッション。近年、製品の機能や性能の差が縮まり、差別化が困難になっている中、プロダクトを差別化する上でコミュニティが重要な役割を担っており、そのためにDevRelという取り組みが重要であると話されていました。
KT氏の講演は、豊富な事例を交えながら、DevRelの重要性を熱く語っており、非常に感銘を受けました。特にコミュニティを育むためには、スキル、ビジョン、コネクションの3つの柱を大切にし、仕組みと情熱を高いレベルで継承していくことが重要だという点は、いち組織の人間としても意識して動けるようになりたいと思いました。
エンジニアと関係組織をつなぐ社内 DevRel のとりくみ by 小倉真人@NTTコミュニケーションズ株式会社 (Bridgeトラック)
NTTコミュニケーションズ株式会社の小倉氏による、社内DevRelの取り組みについてのセッション。 エンジニアと、セキュリティ部門や人事部などの関係組織との橋渡し役を担う「社内DevRel」の役割や活動内容、そしてその成果について説明されていました。
社内DevRelという、これまであまり注目されてこなかった役割に焦点を当てており、非常に興味深い内容でした。事例として、エンジニアにとって使いづらいPC環境を改善するために、関係組織と粘り強く交渉し、最終的に新しいPC導入を実現させたりと、社内DevRelの活動は、企業文化や組織風土を改善する上でも大きな意味を持つと感じました。
イマこそ、”Dev””Rel”なのでは?? ~VUCA時代を乗りこなすDevRelの価値と本質~ by おだしょー(小田祥平)@mabl K.K. (Bridgeトラック)
mabl の小田氏による、VUCA時代におけるDevRelの価値と本質についてのセッション。VUCA時代により、これまで以上に迅速かつ正しい意思決定と実行が必要とされる現代において、DevRelは、これまで以上に重要な役割を担っていると説明されていました。
最初の自己紹介の iPhone 行列ネタはおだしょーさんらしくて笑わせてもらいました😂 内容に関しては、人間が行ってきた作業が生成AIによって自動化されている現状、そして、最終的な意思決定は人間が行う必要があるという導入部には共感させられました。情報が溢れてわからない時代故に、正しい価値をアウトプットして、情報を整理するようWarmなDevRelが重要だと学びました。
まとめ
これまでの私は、エンジニアとしてプレイヤーとして活動することがほとんどでした。
しかし、本イベントを通して未知だったDevRelが私たちエンジニアとどのように関わっているのか事例から具体的にイメージできましたし、DevRelがエンジニアリングの枠を超えて、組織全体やコミュニティ全体にどれほどの影響を与えることができるかを実感しました。
私自身、これからのキャリアにおいて、技術力だけでなく、コミュニケーション能力やリーダーシップをさらに磨いていく必要があると感じています。自社のDevRel活動にも積極的に関わり、エンジニアと他部門、そしてユーザーとの橋渡し役として、より良いプロダクトを作り上げる手助けをしていきたいと思います。
以上が、「DevRel/Japan CONFERENCE 2024」参加レポートでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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