Alternative Architecture DOJO

オルターブースのクラウドネイティブ特化型ブログです。

マーケティング領域な私が生成AIを活用している場面3つをご紹介!

この記事はオルターブース Advent Calendar 2024の20日目の記事です。

こんばんは!しんば@shinbazです!
皆さんは普段、生成AI(Generative AI)を活用していますか?

私は日頃から業務サポートツールとして重宝しています。
どのような使い方をしているのか、プロンプト例含めご紹介したいと思います!

これから生成AIを活用されたい方へ向けて、活用アイデアになれば幸いです。


注意書き

  • この記事では特定のLLMモデルについては取り扱いません。
  • 筆者は業務情報を含む内容についてはMicrosoft Copilotを利用しています。
  • プライベートではChatGPT ProやClaude Proを利用していますが(現在はClaude Proの利用を一時休止中)
  • 生成AIにはハルシネーションという概念があります。すべての回答が100%正しいわけではありません。

それでは早速、私が普段生成AIを使うときにもっとも多く利用するシーンはこれら3つです!

1. 翻訳をしてもらう

私はオルターブースのアライアンス担当として、海外の方と英語でやり取りをする機会が多くあります。
生成AIを使い始める前はDeepLやDeepL Write、比較用にGoogle翻訳などを使い日本語から翻訳をしていましたが、めっきりその機会は減りました。

現在はほぼ全て生成AIを使って翻訳をしています。
英和(日本語→英語)については生成AIしか使わなくなりました。

その理由としては、「プロンプトでコンテクストを渡せるから」です。

Slackやメールで英語をやり取りしている「相手」の文章と温度感を合わせるように指示すると、大変自然なつながりでやり取りができるようになります。

他にも「ビジネス英語の範疇で、最大限フレンドリーに翻訳して」とか、「申し訳無さが伝わるようにしたいけど、あくまで対等の目線で書いて」など、プロンプトを付け加えることで言葉をチョイスしてくれます。単純にWordを置き換えるだけの翻訳機よりも非常に優れています。

生成AIから提案された英語について、「なんかこの言い方だとちょっと責めているようにも読める気がするんだけど、そんなことはない?」みたいな、なんとなく感じた違和感をその場で質問することもできます。すると生成AIからは「たしかにそうですね、ではこういう書き方に変えます~」とか、「そんなことはないですが、もっとxxにするために、こういう書き方はどうでしょう?」みたいな提案をしてくれることが多いです。

ただ英語を翻訳してもらうだけでなく、英語の文章を書く授業を受けているような気持ちにもなります😂

2. 執筆補助

長文メール、ブログ記事、プレスリリース、採用に関するご連絡や、お伺いなど、様々な執筆の補助をしてもらっています。

広義でいうと、これも「伝えたいこと」を「違和感のない文字にする」という翻訳作業なんですよね。

利用シーンとして最も多いのは誤字脱字や誤解を招く表現の校正です。誤字脱字は言わずもがなですが、「誤解を招く表現を厳密に指摘してください。」というプロンプトを使えば、解釈の仕方がいくつかあるような文章について指摘を入れてもらうことができます。

他にも、わ~っと書いた文章を「親密さ」「厳格さ」「丁寧さ」「カジュアルさ」などでスコアリングしてもらい、「書いた文章を親密に、かつ丁寧に書いて」みたいなプロンプトでリライトさせることもできます。

正直なところ私は「えいや!!!」で文章を書くことも多いのですが、意図した形、理想の形でコミュニケーションを取りたい場合は生成AIに執筆補助をしてもらうのは非常に使えますね。

こちらも自分の文章とリライト文章を見比べると国語の授業を受けているような、気持ちになります😂

3. 理解度チェッカー

オルターブースはMicrosoft AzureやGitHubコンサルティングや導入支援などを提供しています。

新たな機能やサービスだけでなく、私自身が知らない・触れてこなかった技術について知識をインプットする機会が毎日のようにあります。

そういったときには、生成AIに理解度チェッカーや講師のような立ち回りをしてもらいます。

理解度チェッカーとして私が多用しているアプローチは2つあります。
1つ目は、理解が正しいものが直接聞くこと。
2つ目は、参考ドキュメントから問題を出してもらうこと。

他にも、AとBの違いがわからない・・・という際にもその違いの詳細やユースケースなどを聞きます。「Azure Logic Appsと、Azure Functionsの違いってなんですか?実際の利用シーンをそれぞれ教えてください。また、どうしてそのリソースを選択するのか教えてください。逆に、選択しなかったほうのリソースではダメな理由を教えてください。」こんな感じです。


「生成AI」と一言でいっても、今回私がご紹介させていただいたような、賢さや機械的な視野の広さを頼る場面もあれば、音楽や絵の生成など、クリエイティブな方面にも進化を遂げています。

コーディングに関してはGitHub Copilotなど、利用シーン特化のサービスも提供されており、そのうちAI時代はくるのだろうという実感をひしひしと感じております。

この記事が、皆さんの生成AI活用のヒントやインスピレーションとなれば幸いです。


当社ではAzure OpenAIや、GitHub Copilotを取り扱っております。
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