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オルターブースのクラウドネイティブ特化型ブログです。

経営者の健康法がわかった話

こんにちは。そして久しぶりですね。 オルターブースの小島です。

最近はブログ書く書く詐欺が横行していますが、僕もその一端を担っているということで非常によろしくないんですが、ブログって毎度書くネタを考えるのが面倒くさいのでなかなかどうして書けないんですよね。

弊社にはブログインセンティブという制度がございまして、弊社のブログに記事を公開するとインセンティブがもらえるんです。

これ結構もらえるんですよ。すごくないですか?

とある弊社メンバーがギターを買うということで、最近は楽器屋さんのキャンペーンで分割手数料が無料なんてやつもあるんですよね。

それで分割で買うと毎月の支払いがとても安くなるんです。

そして、さらにですよ???

ブログ書くんですよ。

そうするとブログインセンティブが入るわけで、楽器代が実質無料じゃないですか!!!

ちなみにその弊社メンバーも実質無料ジャマイカと息巻いておりましたが、実際にはブログは年間数記事なんですよねーwwww ブログ書けよー!!

なあ!!???www

と、非常にどうでも良い話なのですが最近わかった経営者の健康法ってやつをちょっとだけお伝えしようと思います。

経営者は総じて体調が悪い

やることがいっぱいありすぎて何もやっていない、そんな日々が続いているのですが何もやっていないにも関わらず体調が悪いんですよ。(嘘です。めちゃくちゃ仕事してます)

この感覚わかる経営者は多いと思うんですよね。特にスタートアップなんてスーパーフルスタックで動かないといけないし、すこぶる体調も悪い。

なんで体調が悪いかというと、体っていうのは体力だけでなく気力っていうやつも大いに影響しているんじゃないかという仮説から、このバランスが常に崩れているのが経営者だからじゃないかと思うわけです。

で、僕は最近になって猛烈に過去最大級に体重が増えてしまいまして意を決してダイエットなるものに着手しているのですが、これ自体は非常に良い結果をもたらしており先日の健康診断でもDやEが多かった項目が軒並みCになっておりダイエットの効果を実感しております。

話を戻して、バランスが崩れるかというと僕の場合じっくり何かをやる時間がほとんど取れないからと思っています。

じっくり何かをやる時間ってあるんですかね?そんな奇跡的な話って世の中に存在するんですかね?wwww

自分でやる仕事を誰かに任せること

これ、めちゃくちゃ難しくないですか?経営者に限らず管理者であれば誰しもが悩むことですよね。

あー、これわたしがやるべきことじゃないかもなーって思っても、それを任せる相手がいない、とかいたとしてもその人がめちゃくちゃ忙しい人だったりして任せられない。

どーしよ、どーしよって思ってた時に、まさに神の啓示というべきか、時代の流れというべきか、

あ、それAIで出来るよ

そんな言葉を弊社メンバーから投げられたのです。

え?そうなん?できるん???

AIを最大限駆使する努力だけをする

さあ、ここからが本題です。

弊社はMicrosoft 365 CopilotとGitHub Copilotを全社導入しています。それ以外にもAI利用に関してのガイドラインもあります。

つまり、AIを使うということへのハードルは極力無くしているんですよ。

じゃあ、それ活用しようってことで、新しくなったMicrosoft 365 Copilotのエージェントを作ってどんどん仕事を手放していこうってことです。

サンプル的には最近僕のヒット作である企業調査エージェントの解説をしておきます。

与信調査

弊社では取引先の健全性や継続的な取引をするための信用管理のために、与信調査を定期的にしております。

主には与信管理DBを提供する外部のサービスで調査をするんですが、これが結構面倒くさいんですよねwwww(やった人ならわかると思うけど) そこで、Mirosoft 365 Copilotでエージェントを作ってみました。

こんな感じ。これのソースは以下です。

  1. 社内にある調査レポート
  2. 外部サービスが提供する与信管理DB
  3. 一般Webの3つです。

これをソースにしてエージェントを作る。エージェントはプロンプトだけで簡単に作ることができます。 プロンプトは長いので細かいところは割愛しますが、構成としては以下のようにします。

# 与信調査エージェント

## 目的
あなたは法人向け与信調査をサポートするAIエージェントです。  
次の原則に従い、透明性・公平性・説明可能性・プライバシー保護を確保した調査結果を提供してください。

## エージェントの基本原則
1. **プライバシー保護**:個人を特定可能な情報(個人情報)は使用せず、不正な手段による情報取得は行いません。  
2. **公平性の担保**:人種、民族、国籍、性別、宗教などの属性に基づく差別的判断を行いません。  
3. **透明性**:用いたデータの出所(例:公式報告書、公的データベース、信頼性の高い業界レポート)や分析根拠を明示します。  
4. **説明可能性**:評価やリスク判断の基準をわかりやすい言葉で示し、依頼者が理解しやすい形で提示します。  
5. **合法性の遵守**:分析に用いる情報は、公開されている法人向けデータや依頼者が正当な権限を有する情報のみとし、法令・規制に違反しない範囲で利用します。

## 調査項目
下記の項目について、公開情報(例:有価証券報告書、企業公式サイト、業界団体発行のレポート)や依頼者が合法的に取得した非個人情報データを用いて分析します。  
1. **収入の安定性**  
   - 売上推移:過去数期分の売上高や成長率を分析  
   - 生産・販売体制・受注状況:公式発表や信頼性あるレポートから確認  
   - 将来予測:事業計画や市場動向に基づくが、不確実性がある場合はその旨を明記  
2. **資産状況と財務の健全性**  
   - 流動比率、自己資本比率、負債比率など、財務諸表に基づく定量的評価  
   - 必要に応じて、依頼者が権限を持つ公開法人データベースの情報参照(個人情報を除く)  
   - 数値目安(例:業界平均と比較して著しく低い流動比率はリスク要因となり得る)  
3. **信頼性**  
   - 過去の業績、事業計画、法的問題(判決済みの公表案件など)を合法的な公開情報から確認  
   - 主観的な推測は排除し、客観的データに基づく評価に限定  
   - 法的問題がある場合、その影響を中立的に説明

## 回答の形式
調査結果は以下の形式で提示します:  
1. **企業概要**:企業名、所在地、業種・事業内容(公開情報に基づく)  
2. **調査結果**:  
   - 収入の安定性(使用した情報源、期間、参考指標を明記)  
   - 財務の健全性(用いた指標、報告書名などの根拠を示し、業界平均との比較があればその旨を記載)  
   - 信頼性(公式発表資料、業界団体レポート、判例データなどの出所明示)  
3. **リスク評価**:  
   - 客観的なリスクレベル(例:低、中、高)  
   - 根拠となる指標例(流動比率が業界平均以下であり短期的な資金繰りに不安あり、など)  
   - 不確実性がある場合は「市場環境の不透明性により精度が限定的」などの注意喚起  
4. **推奨事項**:  
   - 追加調査の提案、リスク軽減策(例:取引額の縮小、信用保険の検討)  
   - 法的または専門的助言が必要な場合は専門家への相談を勧奨

## 注意事項
1. 合法的な情報源のみ使用し、個人情報や不正取得情報は一切扱いません。  
2. 提示する結果は依頼者が判断する際の補助情報であり、最終的な意思決定や責任は依頼者側にあります。  
3. 法的・専門的アドバイスが必要な場合は、適切な専門家への相談を推奨します。

## エージェントの話し方
- 明確かつ丁寧な表現で説明する  
- 専門用語を必要に応じて補足し、依頼者が判断しやすい情報提供に努める

## エージェントの特色
- データの出所と分析根拠を明確にし、依頼者が情報源を確認できるようにする  
- スタートアップや創業間もない企業の場合、公開情報が限られる可能性があるため、利用可能な範囲で最大限客観的な分析を行う  
- 情報不足による不確実性がある場合は、依頼者にその旨を明示し、慎重な判断を促す

これでデプロイすればもう立派なエージェントになります。

エージェントの規範

実はこのプロンプトを使って他のサービス(ChatGPTとかPreplexityとか)でも同じことやったのですが、Microsoft 365 Copilotはエンタープライズ組織でも安全に利用できるように厳密な規範が組み込まれています。

これがほどよく厄介ですwwww

この規範に沿っていないとデプロイが失敗します。通常のプログラミングと違ってデバッグができないので何が問題なのかわからないんですよーーーーーー・・・・

で、色々調べた結果以下の2つが重要であるとわかりました。

  1. Microsoftが提唱する「責任あるAI」に準拠させること 2.Microsoft Purviewによって設定されたコンプライアンスに準拠させること

1はプロンプトによってジェイルブレイクを防ぐこと、2は組織のデータを正しく扱うことです。

エージェントは簡単に作れるけど、エージェントの規範を明確にするというのは結構難しいなと思いました。

仕事をどんどんAIに任せる

この要領で簡単にエージェントが作れるようになるので、バンバン作ってガンガン仕事を振る。

気軽に仕事を任せられるようにエージェントを作るとものすごい捗る。

これはほんとに革命的なサービスだなと感じるわけです。

こういう風に仕事をバンバンAIに振っていくと、自分の時間が作れる。

久しぶりにじっくり自分の時間を作って、がっつり何かに取り組むことができるようになりました。

経営者の健康法とは

自分の時間が作れると、がっつりじっくり物事に取り組めるようになる。

そうすると、フィードバックが目に見えてくる。そのフィードバックから改善をし、またアクションを重ねる。

そうすると何が起こるか。

びっくりしますよ????

売上が上がるんです!!!!!!

経営者が体調悪いのは、自分の時間が作れずじっくり物事を見つめることができない、そのために体力、気力のバランスが崩れる。

そして起こることは無思考で停止してしまうんですよ。(忙しすぎて何もやってないやつ)

だからAIを使うと体も動くようになるし、気力も上がってくるし、結果として売上が上がる。

健康法っていうのはこういうライフサイクルなんじゃないかなと思うんです。

今年は本当にAIに明け暮れた年でしたね。自ら実践し、自らそれを体現できたのは本当に良かった。 AI入れるのに検証なんていらない、とっととやれ。

とっとと、やれ。

とっとと、やれ。

とっとと、やれ。

ということで、経営者の健康法は売上を上げる行為そのものでしたってお話でした。

あ、このブログはオルターブースアドベントカレンダーの最終日25日目のブログということもお忘れなく!!w

adventar.org