こんにちは、MLBお兄さんこと松村です。
マイクロソフトは様々な技術を初学者が学べるよう「Beginners シリーズ」というコンテンツを出しています。
たとえば、最近では AI や MCP などのコンテンツが公開されています。
この Beginners シリーズは英語で作られていますが、多言語に翻訳されており、日本語のコンテンツもあります。
この翻訳をどのようにやっているのか気になって調べてみたところ、「Co-op Translator」というツールが使われていることが分かりました。
Co-op Translator は GitHub の Azure Organization で公開されています。
試してみたところ、AI を活用したドキュメント翻訳に便利そうだったため、使い方を紹介します。
AI サービスのキーを用意する
Co-op Translator は OpenAI または Azure AI Service を使用して、翻訳を行います。
そのため、利用したいサービスの API キーを用意し、.env ファイルにまとめます。(テンプレートはこちら)
# Azure AI Service Credentials (Required for image translation) AZURE_AI_SERVICE_API_KEY="your_azure_ai_service_api_key" # API key from Azure AI Service resource AZURE_AI_SERVICE_ENDPOINT="https://your_azure_ai_service_endpoint" # Endpoint from Azure AI Service resource # Azure OpenAI Credentials (Required for text translation) AZURE_OPENAI_API_KEY="your_azure_openai_api_key" AZURE_OPENAI_ENDPOINT="https://your_azure_openai_endpoint" AZURE_OPENAI_MODEL_NAME="your_model_name" AZURE_OPENAI_CHAT_DEPLOYMENT_NAME="your_deployment_name" AZURE_OPENAI_API_VERSION="your_api_version" # OpenAI Credentials OPENAI_API_KEY="your_openai_api_key" OPENAI_ORG_ID="your_openai_org_id" OPENAI_CHAT_MODEL_ID="your_chat_model_id(ex. gpt-4o)" OPENAI_BASE_URL="https://api.openai.com/v1 (If you don't have a custom base URL, you can delete this line, then it will use the default base URL)"
上記から分かるように、Azure を使用する場合は 2つのサービスが必要となります。
(今なら Azure AI Foundry で準備するとよいでしょう)
実行環境を整える
Co-op Translator は Python で利用できるツールです。ドキュメントに沿って、ツールをインストールします。
私は普段 Python を使う機会は多くないため、VS Code Dev Containers で準備しました。
.devcontainer/devcontainer.json
{ "name": "Co Op Translator", "build": { "dockerfile": "Dockerfile" } }
.devcontainer/Dockerfile
FROM mcr.microsoft.com/devcontainers/python:1-3.12-bullseye RUN apt-get update \ && apt-get install -y libgl1 RUN pip install --upgrade pip
Co-op Translator のインストール
VS Code Dev Containers の起動後に、Co-op Translator をインストールします。
python -m venv .venv source .venv/bin/activate pip install co-op-translator
翻訳を実施する
Co-op Translator で翻訳できるのは Markdown ファイルと画像ファイルです。
これらのファイルが含まれるディレクトリで Co-op Translator の translate コマンドを実行すると、翻訳が開始されます。
以下はコマンドの例です。利用可能な言語はリポジトリにまとまっています。
# すべてのファイルを、翻訳可能なすべての言語に翻訳する translate -l "all" # Markdown ファイルのみを日本語に翻訳する translate -l "ja" -md # 画像ファイルを英語と韓国語に翻訳する translate -l "en ko" -img
実際に日本語のドキュメントを英語に翻訳してみました。
ファイルの最後に免責事項が自動的に記載されており、読者に原文を参照するよう促しています。

Co-op Translator はコマンドラインで利用できるため、GitHub Actions に組み込んで、ドキュメントの自動翻訳を行うなどの活用方法があります。
マイクロソフトの Beginners シリーズのコンテンツも、英語から多言語翻訳をするためのワークフローが使われています。
このようなツールと AI を活用して、ドキュメント作りも効率化したいですね。
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