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【Microsoft Ignite 2025】Day 1:Opening Keynoteの巻

みなさん、こんにちは。木本(声:ダニー・タナー)です。

いよいよ本日、現地時間の11月18日からMicrosoft Igniteが開幕しました。
こういう一大イベントの初日といえばOpening Keynote(基調講演)。
この記事ではそのOpening Keynote(以下、KeyNote)の様子をレポートします。


今年のIgniteのメイン会場はMoscone Centerという場所ですが、Keynoteはミッション・ベイにある「Chase Center」という場所で行われました。
Chase Centerは2019年に完成した多目的アリーナで、こけら落とし公演としてメタリカとサンフランシスコ交響楽団によるコンサートが行われたそうです。NBAのゴールデンステート・ウォリアーズの本拠地としても知られています。

メイン会場のMoscone CenterからChase Centerまでは車での移動が必要なくらい離れているため、参加者をChase Centerに運ぶためのシャトルバスが開演時間の3時間前である朝6時から運行されました。
我々一行は念のためにUberで移動したのですが、最寄りのバス乗り場を見る限りではシャトルバスでも問題なかったかもしれません。

巨大なバスが並んでます。この写真の4倍くらい並んでます。


会場到着は6時30分。シャトルバスの第1便も到着していなかったせいか、まだ人もまばらでした。

Opening Keynote会場であるChase Center

実はワタクシ、理由はよくわからないのですが、一般パスで申し込んだにもかかわらず「Signature Pass」というワンランク上のパスにアップグレードされておりまして。

なぜかアップグレードされたパス。金属カードで重厚感があります。

このSignature Pass、「Keynoteの予約済み座席」という特典があり、その特権をフルに活用させていただきました。(実はこのSignature Passが原因でちょっとした面白体験をしたのですが、それはまた別の機会にでも)

Signature Passの予約席

Signature Passの予約席エリアに入ると、案内役のお兄さんが「このエリア全部お前の席だぜ!すげ~だろ!!」って案内してくれたり、別のおじさんが「なんでこんなとこ座ってんだ?俺のオススメの席があるからそこに座れよ!!」なんて具合に、とにかく陽気な雰囲気で迎えてくれました。

「全部お前の席だぜ!!」って言われたエリア。実際はこの5倍くらい広い。

まるで生成AIに描かせた画像のような空間


事前に公開されていたKeynoteの登壇者は以下の通り。

  • Judson Althoff(Chief Commercial Officer, Microsoft)
  • Scott Guthrie(EVP, Cloud+AI, Microsoft)
  • Charles Lamanna(President, Business Apps & Agents, Microsoft)
  • Ryan Roslansky(CEO, LinkedIn)
  • Asha Sharma(President, CoreAI Product, Microsoft)

残念ながらMicrosoftの現会長兼CEOであるSatya Nadella氏の名前はありませんでしたが、AI部門の責任者が名を連ねていることから、今回のIgniteのテーマが明確に伝わってきます。
というよりも、もはやMicrosoftのサービスや製品でAIが統合されていないものがなく、「すべての部門がAIに関する部門になった」と言った方が良いのかもしれません。

このメンバーによるKeynoteで何が語られたのかは、公式情報や各種ニュースなどで出てくると思うので、それらには触れず、ここでは個人的に感じたことを書きたいと思います。


今回の主要なテーマはAI。というか、もう当然のようにAIの話しか出てきません。
そんなAIの話が続く中で真っ先に思い出したのは、Microsoftの企業ミッションでした。

Empower every person and every organization on the planet to achieve more.
(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする。)

AIの話題になると「AIに仕事を奪われる」という話が必ずといっていいほど出てきます。
もしかしたら、それはある分野、ある仕事にとってはそうなのかもしれません。
しかし、今日のKeynoteからは、「AIが人間から何かを奪うのではなく、AIが人々の能力を拡張するのだ」という、まさに従来のMicrosoftの企業ミッションからまったくブレていないメッセージを強く感じました。
Microsoftが掲げている「責任あるAI(Resposible AI)」でも【すべての中心に人間がいるべきである】と提言されており、この方針とも矛盾しません。

そして、今回のKeynoteで繰り返し出てきて印象に残っているのは「human ambition(人間の野心)」というキーワードです。
これも、「人間がやってることをAIが奪うのではなく、人間がやりたいことをAIがサポートする」という意味だと解釈してよいのではないかと思います。


発表された個々の話題はほかに譲ることにしますが、大筋としては「MicrosoftのありとあらゆるサービスがAIを通じてシームレスに利用できるようになる」ということでした。

商品の在庫データからExcelでレポートを作成し、Outlookのメールから顧客の情報を抽出して、Wordで見積を作る。
人間が対話を通じてやりたいことを伝えると、作業そのものはAIが行い、場合によってはAIが先回りして作業を済ませる。

文字で読むと「そんなのこれまでもさんざん聞いてきたよ・・・」と感じるかもしれませんし、実際にやってみようとすると、作業がアプリケーションごとに分断されて、とても「シームレス」とは言えない状況でもありました。
しかし、そんな課題を解消するような発表が今回のKeynoteではたくさん出てきましたし、AIが人間にとって文字通り「Copilotであること」を目指していることがよくわかる内容だったと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。
まだまだIgniteは始まったばかりです。明日はどんな話ができるでしょうか。


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