こんにちは!株式会社オルターブース代表取締役のこじまです。
この記事は「The Twelve-Factor Appで実践するSaaS開発 Vol.1 ~無視してはいけないフレームワークと開発フェーズとは?~」の続きになります。
まだお読みになられていない方はこちらの記事をまずお読みください。
それでは続きに入っていきます!
「どうやって作るのか」と無視したSaaSは破綻する
前回の記事で「どうやって作るのか」と無視したSaaSは必ず破綻するとお話しました。 破綻する、というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、途中で躓いてしまう可能性が非常に高くなります。 このことは、スタートアップなどスピード感を必要とする企業においては致命傷となる可能性もあります。
ではどのようにしてSaaSを作っていくのか?
SaaSを作る場合にはガイダンスを用意しておくことが重要だと僕は考えています。 そこで今回ご紹介するのが、本日のメインとなる「The Twelve-Factor App」という考え方です。
The Twelve-Factor Appとは
The Twelve-Factor Appは、SaaS開発におけるベストプラクティスだと言われています。 ただし、ベストプラクティスとはあくまでも事例に過ぎないので、そこから先は自分でも考える必要があるというのが僕の考えです。 これをそのままマネするのではなく、うまくマネするためのガイダンスだと思ってください。
このThe Twelve-Factor Appは元々Heroku(ヘロク)というクラウドの会社のエンジニアの方たちが作った概念だと言われており、 主に次のようなSaaSを作り上げるための方法論です。
ただし、The Twelve-Factor Appの方法論はかなり抽象化されていると言われています。 そこから実装する、というのが難しかったりするんですね。
では「どうやって実装したら良いの?」という部分をこのシリーズにてお伝えしていきます。
The Twelve-Factor Appの概要
The Twelve-Factor Appには1~12までのファクターがあります。 下記にざっくりとまとめてみました。
そしてこの12個のファクターをものすごくシンプルにまとめると、下の図になります。
ただ、この図だけを見て分かる人は殆どいないと思いますので、今後掘り下げて解説していきますね。
この図の矢印の方向を覚えておいてください。
それでは次回からいよいよ中身に入っていきます。
~Vol.3に続く~
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文:小島
編集:吉嵜