Alternative Architecture DOJO

オルターブースのクラウドネイティブ特化型ブログです。

コミュニケーションコストを減らしたい!お話

ついにアドベントカレンダーも20日目となりました。

オルターブース Advent Calendar 2021 - Adventar

本日は「コミュニケーションコストを減らしたい!お話」と題してお届けします!

コミュニケーションコストとは発信者側の発信(同期、非同期問わず)に対して、受信者側が内容を理解する過程に発生するコストのことです。

その言葉、伝わっているか?

オルターブースが掲げるAlternative Spiritsという社訓にこんな項目があります。

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「1人で抱えているだけでは」相手に伝わらないし、
「言葉にしたところで」意図したとおりに理解されるとは限らず、
「最終的にどう伝わったか?」が大事ですよ、という社訓です。

実はこの項目、受信者の感受性や考え方に少し依存しているところがあります。

10人中9人がポジティブに捉える内容でも受け手がたまたまその残りの1人であるがために、意図したとおりに伝わらずネガティブなことだけ伝わってしまう、とか。

そんな誤解をなるべくうまないためにも、丁寧な説明を心がける必要があります。(特に文字ベースでは!)

背景、思考、感情を出すことは恥ずかしい?

仕事をする上で「感情をおおっぴらに出してしまってもよいのか?」と考える人もいるようです。

私は基本的には考えていることや感情をガンガン表現すべきだと思っています。

実際に私がやり取りをさせていただく方々で、感情・・・例えば不安に思っていることなどを言葉で表現してくださる方とはやり取りしやすいです。

背景や感情がわかれば率先して不安を取り除いたり、喜んでいただける情報を提供できます。

感情だけなく、背景や考えていることをしっかりと伝えるのはとっても大事ですね。

使い古された話ですが、「土曜日ヒマ??」

とだけ言われると困りますよねw
なにかオトクなことがあるのか、はたまた引っ越しの手伝いの依頼なのか、みたいなやつですw

感情を伝えたところで答えは変わらないのでは?説

「1+1は2ですか?」という質問の答えはYESです。

答えが決まりきっているであろう質問はもしかするとストレートで聞いてしまうのもありかもしれません。

本当に「ただその事実を確認したいだけならば」、です。

コミュニケーションをする上で必要なのは「感情」だけでなく「情報」です。例えば「なぜその質問をしたのか?」です。

背景、状況なども含めて伝えるとコミュニケーションコストが減ります。メール、チャットのやり取りはなるべく減らしたいですよね?

「1+1は2ですか?実は3が和になるソリューションがほしいのです。」であれば、答えは「1+2」「2+1」...などとなります。

「1+1は2ですか?実は3が和になるソリューションがほしいのです。左辺は1でないと運用が難しいと聞いているので1にしたいと思っています。。」であれば答えは「1+2」となります。

それか「1+2と2+1は難易度が変わらないのでどちらでも都合が良い方で」という返答もできます。

「1+1は2ですか?」と聞かれていた頃よりコミュニケーションのやり取りも減りますし、質問者の考えていることがわかるのでより良い提案ができます。

コミュニケーションでは、相手に情報を与えるのはとても大事なことなんです!

ということで、少し手間に思えても丁寧なコミュニケーションを心がけるとコミュニケーションコストが減っていいことあるかも、なお話でした!