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Visual Studio 2019 での .NET Core のインテリセンスを日本語化する

こんにちは。MLBお兄さんこと松村です。

Visual Studioは私の中では最強のC#のIDEです。WindowsでC#を書くならVisual Studio以外の選択肢はありません。
IDEはデバッグのしやすさが大事だと個人的に思っています。

.NET Coreのコードを書く場合、Visual Studioに日本語の言語パックをインストールしていたとしても、インテリセンスは英語になります。
docs.microsoft.com

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とはいえ英語が得意でない人は日本語のインテリセンスが欲しくなります。
英語のインテリセンスしか無いだろうと思っていたら、ドキュメントがありましたので紹介します。ドキュメントに沿っていけば設定することができます。
docs.microsoft.com

前提

この記事は以下の構成を前提として説明します。

  • Visual Studio 2019 16.5.0
  • .NET Core SDK 3.1.100

日本語のインテリセンスファイルをダウンロードする

こちらから日本語のインテリセンスファイルをダウンロードして、Zipファイルを展開しましょう。
dotnet.microsoft.com

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Zipファイルを展開すると3つのSDKのインテリセンスファイルが用意されています。

  • .NET Core -> Microsoft.NETCore.App.Ref
  • Windowsデスクトップ -> Microsoft.WindowsDesktop.App.Ref
  • .NET Standard -> NETStandard.Library.Ref

それぞれのフォルダのなかにあるjaフォルダが日本語のインテリセンスファイルになります。

日本語のインテリセンスファイルを配置する

エクスプローラーを開き、.NET Coreのインストールフォルダである %ProgramFiles%\dotnet\packs にアクセスします。

例えば .NET Core SDK 3.1.0の Microsoft.NETCore.App.Ref のインテリセンスを日本語化する場合、 %ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.NETCore.App.Ref\3.1.0\ref\netcoreapp3.1 の直下に ja フォルダを配置します。

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Visual Studioの使用言語を日本語に設定する

Visual Studio Installerを起動して、日本語の言語パックをインストールします。
日本語ロケールのPCでVisual Studioを使っていれば、最初からインストールされていることでしょう。

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次にVisual Studioを起動して [ツール>オプション>環境>国際対応の設定] にアクセスして、日本語を使うように設定します。

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Visual Studioを再起動する

Visual Studio を再起動すると、日本語のインテリセンスを参照することができます。

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