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Global Azure 2024 in Fukuoka の登壇にチャレンジ!

はじめまして、オルターブースでエンジニアをやっています。ワクワク番長 こと 釘宮 です。 今年から新卒エンジニアとしてオルターブースに加わりました。

そんな私ですが、つい最近まで食あたりを患い、とても苦しい日常を送っていました。 お医者様曰く、この時期から食あたりは増えてくるそうなので、皆さんもお気を付けくださいませ。

今回は、先日福岡で「Global Azure 2024 in Fukuoka」が開催されたので紹介します。

Global Azure とは

そもそもGlobal Azureとは何かについて紹介します。

Global Azureは、世界中のAzureユーザーグループが同時に勉強会を行う、Microsoft Azureに関するグローバルなコミュニティイベントです。このイベントは、Microsoft主催ではなく、世界中に散らばっている各コミュニティが、自律的にイベントを開催します。それぞれのコミュニティが連帯して行うイベントであり、同一時期に世界中で同時多発的に開催されます。

Global Azure の公式サイトは以下になります。

globalazure.net

今回は、Global Azure 2024 in Fukuoka に参加しました。

jazug.connpass.com

登壇内容

今回、私もショートセッション枠をいただいたので「Azure Front Door and CDN (Azure CDN)を使ってみた」というタイトルで登壇をしました。

内容は、Azure Front Door and CDN(Azure CDN)を利用して画像を配信する場合と、Azure Storage AccountのBlob Storageで配信する場合と比べて、どの様な差が見られるかを検証したというものです。

当日は、参加型デモと称して会場の皆さんにProxyサーバーを公開し、Azure Front Door and CDN(Azure CDN)とAzure Storage Account(Blob Storage)で配信されている画像を参照する検証サイトへアクセスして、それぞれ描画される際の挙動を見ていただきました。

speakerdeck.com

検証方法

Azure Front Door and CDN(Azure CDN ), Azure Storage Account(Blob Storage)でそれぞれ同じ画像を配信し、それらを含んだコンテンツ(Azure Static Web AppでホストするWebサイト) にアクセスすることで、ダウンロード速度を比較するという方法にしました。

検証環境

Azure Front Door and CDN(Azure CDN)

  • それぞれのプランを1つずつ
  • CDNで画像を配信するために利用

補足

CDNの設定を利用するには、Azure Front Door and CDN リソースを選択後の「オファリングの比較」画面で「その他のオファリング」を選択し、プランを選ぶ事でAzure CDNを作成出来ます。

また、作成の際に、CDNサービスが配信するコンテンツを置いておく場所として「配信元の種類」を選択できます。 個人的には「ストレージ」と表示されている選択肢がお勧めです。これは、コンテンツを保存しているAzure Storage Account(Blob Storage)を選択する事で、そのAzure Storage Accountのコンテナ中に保存されている画像を参照してくれるようになります。

ただし、匿名でアクセスを可能にするには、選択したAzure Storage Account内のコンテナのアクセスレベルを変更しておく必要があります。

Azure Storage Account

  • Japan East リージョンにStandardプランを1つ
  • Blob Storageを利用して画像を配信するのに利用

Azure Static Web App

  • Freeプランを1つ
  • 配信されている画像にアクセスするWebページをホストする為に利用

Azure Virtual Machines

  • Ubuntu のStandardプランを East US, Germany にそれぞれ一つ
  • 検証ユーザーが各リージョンから画像配信にアクセスできるようにProxyサーバーとして設定した

検証結果

当日のデモに引き続き、追加で検証を行った結果、以下のような挙動を確認出来ました。

  • サイズの大きな画像は、国外のProxyを通って画像にアクセスする際、Azure Storage Account(Japan East)で配信された画像より、Azure Front Door and CDN(Azure CDN)で配信された画像の方が高速に取得できた。
  • サイズの小さな画像は、国外のProxyを通って画像にアクセスする際、Azure Storage Account(Japan East)、Azure Front Door and CDN(Azure CDN)で配信されている画像の取得の速度に差がみられなかった。
  • 国内からアクセスする場合、Blob Storageで配信されている方がサイズ問わず高速に画像が描画された。
  • CDNのキャッシュは効くまでに時間がかかる。(数十回アクセスして10分ほど放置すると cache hit するようになった)
  • 今回の検証規模ではCDNのプランによって性能の優劣が見られることはなかった。

当日の様子

当日会場では、最新のMicrosoft Azureに関連した技術に関するセッションが行われました。

Microsoft MVPMicrosoft Regional Directorの方もセッション登壇で参加されており、どの発表も内容がとても濃ゆく、最後の方のショートセッションだった自分としては、恐縮な気持ちを抱きながら、楽しくセッションを聞いていました。

Global Azure 2024 in Fukuoka 当日の様子は以下のYouTube動画として配信されていました。 興味のある方は是非動画を見てみてください!

youtu.be

また、当日はイベント終了後に参加者の皆さんと夜ご飯に行きました。 登壇者や参加者の方とざっくばらんに話すことが出来て、とても楽しかったです🍺🍶

まとめ

私は今回のイベントに参加した事で、最新のMicrosoft Azureに関する情報のキャッチアップが出来、当日参加者の方と交流を深める中で、自分も同じように発信内容・頻度を強化していきたいと思うようになりました。

自分の中で技術的にもモチベーション的にも新しい発見があったように思います。 今後も、このようなイベントには積極的に参加、登壇を目指して頑張っていきたいと思います。

以上、Global Azure 2024 in Fukuoka の参加レポートでした。

また、他にも弊社メンバーがGlobal Azureでの活動について過去に投稿した記事がありますので、少しでも興味をもった方は是非目を通してみてください!

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