こんにちは!オルターブースエンジニアの馬場@サンフランシスコです。
サンフランシスコに何しに来ているかというと…こちら!!
GitHub Universeです!!!
一言でいえば「年に一度のGitHubのITカンファレンス」かと思いますが、実際に来てみた率直な感想は「お祭り」です。どこもかしこもOctocatがたくさんでかわいい!
めちゃくちゃ盛り上がってる様子は別の記事でお届けするとして、Day1で発表されたものについてまとめてみようと思います!
KyeNote(基調講演)の内容はこちらをご覧ください。
Day1まとめ
いきなりまとめから入りますが、キーワードは「Copilot」です。とにかくCopilotまわりのアップデートがすごい!!全部は書ききれませんがこんなアップデートがありました。
- GitHub Copilot ChatがGA
- 新しいGitHub Copilot Enterpriseのプレビュー
- ドキュメントをCopilotで生成
- AIを活用しアップデートされたGHAS(GitHub Advanced Security)
- GitHub Copilotのパートナープログラム
- GitHub Copilot Workspaceプロジェクトの発表
- GitHub MobileでのGitHub Copilot Chat
- 組織向けにCopilotのモデルをファインチューニング
などなど、、
GitHub Copilot Workspace以外は、今ある機能をAIでどんどん強化していってる内容が多かったです。都度デモをやってくれるのでとってもわかりやすい!
いくつか気になったものについてご紹介していきます。
PRの説明文をCopilotで生成する
すぐ使ってみたいなと思ったのがこちらの機能でした。
GitHubによると、PR(プルリクエスト)のおよそ半分が説明欄が空白のままになっているPRだそうです。
この説明文がないとレビュアーがどういった内容なのか困惑しますよね。
今回のアップデートでは、GitHub Copilotがコードを解析してこの説明文をボタン一つで自動で作成してくれるというものでした。すばらしすぎる!!
何よりボタン一つでというところが魅力的でした。説明文やドキュメントを作成する作業というのは必要だけど意外と時間が取られる部分でもあるので、この機能はとても重宝しそうです。
日本語でも生成できるようになったらいいな…詳細と今後のアップデートに期待大です!
組織向けにCopilotのモデルをファインチューニング
Copilotの機能を組織で使用するにあたり、「組織内のコードがAIの学習に使われて外部に漏れるのではないか」という質問をよく聞きます。これは結論をいうと「No」で、学習に使われないよう設定をすることができるので外部への流出は防ぐことができるようになっています。
今回のアップデートでは、組織で使用しているリポジトリを学習し独自のモデルを作ることができるというものでした。簡単に言うと、自分たちでよく使うコードをCopilotが学習し、コードの候補として提案してくれるようなものです。
通常のGitHub CopilotではGPT-4のモデルが使われているため、いわゆる「一般的なコード」から「組織特有のコード」がCopilotの機能に追加されるというようなイメージです。よりコード書くのが捗る仕様になってきました!
感想
GitHubが描くGitHub Copilotの未来というものがより明確になったDay1だったと思います。
日ごろからCopilotを使うようになって、コードを書くスピードが上がったり、コードに集中できる時間が増えたりという効果を実感しています。
GitHub Copilotをうまく使いこなすことでより生産性のあがる組織づくりを促すことができると思います。GitHubのエンジニアに寄り添ったデベロッパーエクスペリエンスを向上できる製品たちをたくさん見ることができてとても楽しいDay1でした。
時差ボケで体力の限界に近づいていますがw、Day2も楽しんできます!