こんにちは、娘と散歩するときに「白い線の中(内側)を歩くんだよ」と教えたら、白線の上をはみ出さないように上手に歩かれて日本語って難しいなと思った木村です。
2021年1月30日(土)、AZ-104を受験して合格しましたので、ここまでの道程を書いてみようと思います。
AZ-104ってなに?
AZ-104は、Microsoftの認定資格であるAzure Administrator Associateを取得するための試験です。
Microsoftの資格には複数の試験の合格が求められる物もありますが、Azure Administrator AssociateはAZ-104の合格のみで取得できます。
Azure Administrator Assosiateは上記リンクに詳細がありますが、Microsoft Azureの以下に関する知識を有し、そして実際に実行できる能力が問われます。AWSでいうとソリューションアーキテクトアソシエイト相当かと思います。
- Azure アイデンティティおよびガバナンスの管理
- ストレージの実装と管理
- Azure 計算資源の展開と管理
- 仮想ネットワークの構成と管理
- Azure 計算資源の監視とバックアップ。
私は昨年AZ-900に合格してMicrosoft Azure Fundamentalsを取得したのですが、それと比較すると机上の知識だけでは無く(知識自体も各サービスに対してさらに深いものが求められますが)実際に環境を構築して運用をするスキルが求められ、より実践的な内容となっています。
なお、AZ-900を取得した際の記事はこちらです。
受験までの道
2020年5月下旬に開催されたMicrosoft Build2020で取得したバウチャー(無料で試験を受けられるクーポン)に加え、2020年9月に開催されたMicrosoft Ignite2020でもバウチャーを取得していました。こちらの期限が2021年1月となっており、さて次はどの試験を受けに行くかなと迷っていたのですが、11月にMicrosoft主催の「AZ-104試験対策」というウェビナーに参加して「これはもう少し勉強したらいけるかも?」と思えたのでAZ-104を受けることにしました。
1月早々にピアソンVUEで自宅から最寄りの開場を予約しました。予約後に福岡県も緊急事態宣言が発令されたため試験がどうなるのかと心配していましたが、無事に受験できました。
勉強方法
まずはMicrosoft Learnの「参照」で「az-104」と検索して出てきたものを確認しました。2021年2月現在、7つのラーニングパスが出てきます。
できればこれを全部やりハンズオンも手を動かしたかったのですが(AZ-900の時はそのようにした)、今回は思うように時間が取れなかったので、自分が普段あまり業務で触れていない部分や理解が足りてないと思った部分を中心にやりました。 特にネットワーク周りは出題割合も多そうなので、手順までしっかり記憶しました。
ここで、自分がどの辺りが苦手そうかの整理にもとても役に立ったのがこちらの本です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B088ZCW8QM/www.amazon.co.jp
他の方がどのように勉強してるかを検索していて見つけたのですが、AZ-104の試験範囲の内容が非常にコンパクトにまとまっており、さらにそこから該当のMicrosoft Learnへのリンクの掲載もあり、大変参考になりました。 受験直前の最後の見直しでも通して読んだりと、本当にお世話になりました。
そして、何よりも役に立ったのが先述のウェビナーです。受講時にセミナー資料のPDFをダウンロードできたのですが、この資料と受講時の自分のメモ(一部例題の答えなどはPDFでは空白になっていて受講時に口頭でしか知らされない)を見ながらしっかりと要点を押さえることができました。 この資料、500ページを超えていて全部読むのは大変ですが、ポイントとして挙げられているところと例題を確認し、なぜその答えになるのかが分からないときは資料の説明の部分に戻って確認、それでも分からない場合は公式のドキュメントを読んだり実際に自分で手を動かして確認して理解を深めていきました。
受験当日
試験時間は210分と長丁場なので、しっかり体調を整えて臨みます。途中でトイレに立つのは試験時間が止まらないだけでおそらく可能と思われますが、私は念の為に朝から水分補給も少なめにして臨みました。
試験の内容については守秘義務がありますので細かいことは書けないのですが、事前に不安に思ってた程に難しくはないという印象で、あまり長時間悩むこと無く最後まで解答できました。これはウェビナーなどで例題をよく見ていた成果だと思います。
一部に見直しができない問題もあり、回答した後で「あ、これはそういう意味ではないから回答間違ったな・・」と思う部分がいくつかありましたが、ほとんどの問題は見直しが可能です。一度解答したあとですべて見直したのですが、それでも1時間くらいは時間が余ったのでそこで終了して出てきました。その時に出る問題や解答する方にももちろん因りますが、時間が足りないと言うことはないかなと思います。
結果
試験を終了すると、その場で即座に画面に結果が出ます。合格基準は700点ですが、861点で無事合格でした。思ったよりちゃんと理解できていたということが分かり、ホッとしました。
試験のセクションごとの成績も出ますが、勉強中にもちょっとここは経験と理解が足りないな・・と感じていた「コンピューティングリソースのデプロイと管理」がやはり取れてませんでした。逆に重点的にやっていたネットワーク関連はしっかり取れていて、出題比率も高かったのでここが取れたのが合格に寄与したなと思います。
今回試験で分からなかったところや点が取れてない分野は、今後受験しようと思っているAZ-303/304の試験までにはしっかり押さえておきたいと思います。
今後
次はAZ-303とAZ-304を受験して、Azure Solutions Architect Expertの取得を目指そうと思います。
ただ、2月に期限を迎えるバウチャー(Build2020で取得したもの)には流石に間に合わない気がするので、2月は既に勉強を進めていたAZ-220を受験して、Azure IoT Developer Specialtyの取得にチャレンジしようかなと思っています。
まとめ
以上、私のAZ-104受験記でした。出題に関することはあまり記載できませんでしたが、勉強に使った資料など今後受験される方の参考になれば幸いです。