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オルターブースのクラウドネイティブ特化型ブログです。

4年越しの思い~PHPカンファレンス福岡2023~#phpconfuk

こんにちは。かとぅーんです。

前回は、もう4年も前なんですね。
コロナが始まる前のPHPカンファレンス福岡2019に参加していて、当時は
まだオルターブース入社前で、オルターブースにジョインするきっかけとなった
イベントでもあります。

やってきました PHPカンファレンス福岡2023
ようやくオフラインイベントとして実施されました。わー(拍手

やっぱりペチコンってすごいですよね。これだけの参加人数が集まると圧巻です。
久しぶりの大会場で、皆さんニコニコしている笑顔もみられ
やっぱオフラインイベントの、あのお祭り的な雰囲気っていいよなーって改めて感じました。

今回も私は、朝一のセッションから受けていました。
最前列って空きがちなんですよね。発表するときに前列が空いてるとさみしい気持ちわかるので
もちろん最前列に座ってましたよっ!!

では、PHPカンファレンス福岡2023の内容を所感とともに振り返ります。


PHPカンファレンス福岡2023

【令和最新版】開発者フレンドリーなHTTP SDK作るには

PSRについて。
PSRとは、PHP Standards Recommendations, PHP標準勧告のことで
PHPの規約など、PSR-18: HTTP Clientの話でした。

必ずしもギチギチに守るというものでもないが、ガイドラインとしては
理解する必要あるなと感じました。

以下ブログも参考にという話だったので、参考にリンクさせていただきます。

qiita.com

DOMのテストがどんどん書きたくなるTesting Library の世界への招待

テストについて。
テストは不安を取り除くために行うものということ。(確かに!!
Testing Libraryという名前のテスティングライブラリーがあり
React, Angular, Vueと各FWごとで、暖簾分けされるようです。

github.com

活用することで、テストを壊れにくく!

育成力-エンジニアの才能を引き出す環境とチューターの立ち回り

人材育成について。

  • 本人のやりたいを尊重させる。
  • 周囲を巻き込めるエンジニアを育てる。
  • コミュニケーションできる場をたくさん作る。

弊社でも取り組んでいることと類似する内容だったので、共感を持って聴いていました。

脆弱性もバグ、だからテストしよう!と唱えて8年が経ちました

VADDYの歴史について。
売れなかった暗黒期の話や、国内へ注力し方向転換することで
その後の上昇へと向かう。
アプリ開発としての作る側と売る側の思いや苦悩など
聴いていて、いろいろな経緯があって今があるんだなと感じました。
このようなリアルな課程の話はとても参考になります。

ユーザーの声を聞き続けること。
この言葉はとても大事だと感じました。

レガシー回避のPHP開発術:保守性の高いアプリケーションを作る方法

レガシーについて。
レガシーの定義として、単純にテストがないという部分での話。

技術的負債は、勝手に治らず時間の経過と共に増えていく。
とにかく銀の弾丸なんてないんでできる限り早いフェーズで
テスト書いて改善しておかないと、時間の経過と共にもう戻れない領域にまで
たどり着いてしまう。

また、チームについての話もあった。
今うまくいっているチームは、それぞれのバランスで成り立っているもの。
そのうまくいっているチームを分割して、2チームにしたところで
どこかのバランスが崩れうまくいかないというパターンに陥ってしまいがち。

チームで作っていくということを再認識したい。
結局は人。
この言葉が印象的だった。

APIシナリオテストを書くべき10の理由

APIシナリオテストの
runn
というツールについてのお話。

github.com

シナリオがドキュメントの代わりになる。
比較的新しいツールのようなので、機会があったらまた見てみようと感じました。

秒間10,000リクエストを”簡単に”いなすゲームサーバーをLaravelで作る設計

ゲームアプリのスパイクアクセスをいかに対処するか。

結局ユーザーがどれくらいくるかや、どれくらいのスペックが妥当なのかを
コストとの兼ね合いで導き出す、ある種職人芸のような部分もあるということ。

負荷試験かけて、Laravel側は問題無かったが、ボトルネックとしては
RDBが重いということ結果。
負荷テストでのDBのスループットが出ないという話は
過去に経験したことがあったので身近な話に感じました。

制約の力:可能性を狭めるアプローチ

型宣言や静的解析ツールについて。
想定外のデータが入ってこないという作りにしておかないと
初めのタイミングで行った置かないとあとでやろうとすると大変。
最初はある程度きつくしといて、後で緩める方が楽。

ソフトウェア設計がプロジェクト管理にどのように影響を与えるか

アジャイル開発について
無駄なものをつくらない。という部分を強調して話があった。

ガチガチに作りこまず、なるべく柔らかく作っておくと
あとあとの変更に耐えるということで繰り返し繰り返し作り変える
書き換えるがやりやすくなるように、設計段階で考えて設計していきたい。

Rectorと目指す負債をためないシステム開発~はじめの一歩〜

Rectorという自動リファクタリングツールについての構造などの話。
一括自動置換よりも高度にリファクタリングをやりたいなどの場合に
どのように書き換えたいをルールで定義して書き換えられるもの。
コードの各文をオブジェクトと捉え木構造で解析して置き換える動き。

ツール自体のドキュメントが乏しいらしいので、使う際はコードを読んで
使っていく必要がありそう。
自動リファクタリングというツールを知らなかったので
そのようなものもあるのだと知れました。

PHPの型はいつ消える-俺が書いたコードがmixedなワケがない!

静的解析を阻んでいるのはmixed。
一週間後は他人。
型付けはきちんとやっておきましょう。

PHPerもIaCを使おう!17年物のインフラをTerraformに大移行

Terraform化するとインフラ全貌が明確になった。
コード開発者もインフラの知識をつける。
IaCの利点として、コードを見ればわかる。同じモノを作れる。というメリット。

AzureでもBicepを使ってインフラを管理しているので
とても身近に感じられる話だった。
うんうん。そうだよねー。とうなずきながら聴けました。

また、すべてをIaCという話でもなくて、コンソールからコマンド叩いた方が
作るの早いなどは、そちらをやるべき。という話もあり
まったく同じ話を仕事中もやった覚えがありました。

自社サービスのAWSインフラをフルリプレースした裏側

既存サービスを細かい設計レベルで落とし込んで
クラウド化していく流れの話は参考になりました。

オンプレの機能からクラウド機能へのマッピング。
マイクロサービス化していく課程などの話が聴けて身近に感じられた。

インシデントを起こさないという強い意思を感じられた発表でした。


まとめ

今回全体を通して、PHPの型付けや静的解析ツールのPHPStanの話がよく出ていたと感じました。
PHPでの型付けに関しては、みんな苦労しているんですよねえ。
PHPStan自体は使って開発したことはなかったので、PHPで開発する機会があれば導入しておいたが
良さそうだなと感じました。

インフラサイドの話も少しあって、普段の業務でもよく感じるような
内容の話もでていました。
また、いろんな開発者の方が発表中に書籍紹介されてありましたが
一番話にあがってた書籍は(3名の方の発表で出てました) ちょうぜつ本 でした。

gihyo.jp

余談

懇親会で、誰か紹介して欲しい人いる?と聞かれ
今回複数の方の発表で出てきていた、ちょうぜつ本の著者の方ってどなたですか?
と聞いたら、数百人いる懇親会会場ではじめの乾杯のタイミングで
ちょうど真横にいた方が田中ひさてるさんだったとわかり
ちょっとびっくりして、わたしは飛んでお話ししにいきました。笑

今回、川尻こだまフルグラフィックTシャツを着てたんですが
意外と会場内に川尻こだまキャラを知っている方もいて、懇親会時に声かけてもらったりして
楽しかった一日でした。

また来年も川尻こだまT着て参加しますっ!笑

今年もおいしいどら焼き

www.alterbooth.com

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