こんにちは!マーケティング部しんばです。
最近人気なワード、「開発者体験」「開発者体験の向上」という言葉を考えてみます。
DX = Developer Experienceという言い方をしたりしますね。
(2023年11月24日現在では、DevExという略し方が定着しているようです!)
GitHubサービスでもでてくるこの言葉。
元フロントエンドエンジニアとして、現マーケターとして、この開発者体験という言葉を考えてみました!
「良い開発者体験」を一言でいうと?
「開発者が、より効率的に必要な開発に専念できること」
なのではないかと思っています。
「従業員同士コミュニケーションが取りやすい」とか「学習制度が整っている」みたいなものを開発者体験として語る場合もあるかとは思いますが、個人的にそれらは「開発者体験」というより、「従業員体験」?みたいなイメージを持っています。
「開発者体験」は、「(開発者に限らず)そういう企業で働きたいよね!」というモノではなくって、「開発者として」という部分にフォーカスを当てて考えるとしっくりきました。
「開発者体験を向上させる」というのは、「開発者として、より効率的に必要な開発に専念できる環境づくり」という言葉に置き換えられるのではないかなと思います。
定義をもっと細かくすると、フロントエンドエンジニアならフロントエンド開発、インフラエンジニアならインフラ開発、AzureスペシャリストならAzure開発、AWSならAWS開発のことを指しているのかなと考えています。
(・・・といいつつ、福利厚生がしっかりしてるよね、みたいなのも大きな意味では良い開発者体験ということにしても良いとは思いますw)
開発者体験が向上するとどうなる?具体的にどんなこと?
仮に「良い開発者体験」が「開発者が、より効率的に必要な開発に専念できること」だとして、それって具体的にどういうことなのでしょうか?
私は「より効率的に必要な開発に専念」という部分に大きな価値があると思います。ここで言う「必要な開発」とは先述の通り、そのジョブ(ロール)のエンジニアが担当する領域ズバリそのものの開発です。
ここでいう開発はプログラミングだけでなく、アイデアソン、ブレストや設計などを含めたそれぞれの領域の質を高めるために使える時間、というイメージです。
開発者たちが必要な開発に専念することで、より良いプロダクトができあがるのではないか?と考えます。
(念のため、それ以外の作業に価値がないという意味ではありません!!)
例えばアプリケーションを開発するとき。
チームメンバーが「アプリ開発者」オンリーで構成されている場合、アプリケーションの質を高めることに直接影響のある業務以外の作業は意外と多いです。
企業のガバナンス、ルールに則って開発ツールを選定し、設定し、ユーザーを招待し、適切な権限を付与し、管理し、不正なアクセスから守るための別ツールを導入したり開発し、開発チームを作って統率して、ステークホルダーと会話したり、タスク管理方法を個別に決めたり、マイルストーンを設定して、開発したコードを管理して、デプロイする前にインフラを設計してプライベートネットワークから接続するためにあれしてこれして・・・それぞれのサービスの支払いをそれぞれのサービスで管理して・・・みたいな作業って、超重要で必要不可欠ですが、「アプリ開発者はアプリを開発したい」はずです。(もちろん中にはタスク管理好きよ!とか、インフラ準備楽しい!というアプリ開発者もいるかと思います!)
開発チームによっては、請求に関してはバックオフィスチームが処理したり、ステークホルダーとの会話は外部と連携するための部隊が動くことがありますよね。
オルターブースにはMicrosoft Azureを使ったインフラ構築をするスペシャリスト部隊がいるので、そういったエンジニアにとっての良い開発者体験は「インフラ構築に専念できること」だと思います。
請求管理ロールのメンバーがいないチームで、エンジニアが請求業務をしているなら開発者体験が下がってしまっているといえるでしょう。インフラエンジニアという機能がないチームにとってはインフラを整えることも同じように、本筋とは違う開発をしているという意味で開発者体験は下がってしまっているかもしれません。
「必要な開発」の時間を少しでも多く守ることが「開発者体験を向上させる」ということなのかなと思います。
オルターブースが提供している価値って・・・
この視点を持つと、オルターブースはあらゆる面から開発者体験を向上させるサービスを提供していることが見えてきました。
お客様の専門外であったり、開発者体験を下げてしまうような要因を伴走しサポートすることで、開発者体験の向上を促します。
開発におけるセキュリティ管理はGitHub Enterprise、Microsoft Azureを通じて提供。
クラウドネイティブなアプリケーションであるか診断するためにKOSMISCH。
インフラの設計やAzure運用開発、内製化についてはMicrosoft Azure全般の導入やコンサルティング、アドバイザリ。Azure Light-upのハッカソン。
チームビルディングやタスク管理についてはスクラムマスターによるスクラムトレーニング、GitHub、Backlogの導入・活用コンサルティング。
請求、Billing関連はAzure、GitHub Enterpriseなどのクラウドサービスの請求代行を日本円で、請求書払いでサポート。
社内業務の改善・自動化などではローコード開発、内製化など
もちろん、すべてのツールは「導入」にとどまらず、ベストプラクティスに基づいた設定、運用を提供します。
こうやってまとめてみると、オルターブースは開発者体験を向上させるための、ベストプラクティスを引き出せるようなサポートを提供しているんですねー!
オルターブースが提供する価値は、開発者に寄り添った、開発者体験を向上させる伴走型サポートといえますね!!