皆さんこんにちわ。オルターブース小島です。 今年は2つのアドベントカレンダーを同時進行でやっていますが、最後である25日は2つのアドベントカレンダーをまとめて書きます。
アドベントカレンダー最後はエモーショナルな話で締めようかと思います。
経緯
既に既報ですしあまり詳細も出せないのですが2022年1月にオルターブースは現大株主であるインフォコム株式会社にM&Aをしました。 様々なやり取りを経て、僕たちはインフォコムグループにジョインしたわけですが、そのジョインをもってスタートアップから卒業しました。 スタートアップはまだ未成熟な市場に先行投資をすることで自身のビジネス(主にSaaS)を独占的(もしくは優先的)に提供するビジネスモデルです。 Exitするスタートアップの多くはこの市場に対してクロージングをかけ、その後の成熟した市場へ移行する事が多いです。 オルターブースも例外ではなく、自身だけで成長するのではなくグループ全体の成長機会を作り、共にビジネスをすることになるので卒業なのです。
現在の状況
スタートアップというビジネスモデルからスモールビジネスへ急速に変化しています。しかし、ここで勘違いしてはいけないのがスモールビジネスがスタートアップと違い小さいビジネスのように捉えてしまうことは間違いです。 僕たちは既に成熟期にある市場に対し、さらなるデジタル化を促し市場を拡大させるという新たな使命をもってスモールビジネスに挑戦しています。
スモールビジネスの狙い
スタートアップの多くは、Customer Problem Fitするためのプロダクトを自ら開発し、提供します。さらにそのプロダクトでProduct Marketing Fitを狙います。 スモールビジネスの特徴として、Customer Problem Fitを最短最速で実現することに集中します。そのために自らなにかを開発することにこだわりを持ちません。 オルターブースは創業以来クラウド導入、開発支援というところに注力し、自ら様々なプロダクトを開発してきましたが世界には僕らのプロダクトよりも、もっと最短最速でユーザーの課題を解決できるツールが無数にあります。(この世に一つだけというのは無いと考えています) そこで僕たちは自分たちのプロダクトではなく、世の中に既に浸透して、僕たち自身がちゃんと使い倒し、愛を持って提供できる製品を顧客に提供することにしたのです。それが僕たちのスモールビジネスの核心です。
Developer Experienceに最も忠実になる
最近お気に入りの言葉がDeveloper Experienceです。略してDXです。 DXとはデジタルによる社会の変革といわれていますが、今の日本では実態としてデジタルツールそのもの、もしくはツールを導入することをDX(Digital Transformation)と言ったりしますが、本質は全ての企業がソフトウェア企業になることであると僕は考えています。 そんなときにとあるイベントに参加したことでDXの本質がDeveloper Experienceであると確信したのです。
それはCTO協会のイベントでした。
「あー、またDXの話かよ、いい加減にしろよなー」
それが最初の感想でしたが、話を聞くと全然僕の想像とは違う話をし始めました。 その中でもDX Criteriaは僕の頭に描いていたもの、そのものでびっくりしました。
オルターブースのスモールビジネスとは、DX(Developer Experience)の推進であり、それを実現するプロダクトを最短最速で提供するものです。
仲間たち
M&Aし、環境も劇的に変わり、ビジネスもピボットしましたが相変わらずオルターブースの仲間たちは頼もしい。 入社してすぐに殆どの社員がクラウドの資格を2つ3つ取ってしまうし、中には未経験2年目でスクラムマスターになった人もいます。 毎日10分勉強会を開催し、アウトプットに励みお客様と共にサービスを開発している人もいます。 本当に頼もしい。
オルターブースというと技術者集団と見られることも多いのですが、今は未経験で入社し、起業家マインドの元に自立して自らを磨き、お客様に、自社に貢献する人が圧倒的に多いです。
こういう仲間たちの活躍を見ているだけで僕は会社をやってよかったなって心底思います。
オルターブースの技術の方向性
軸は変わらずMicrosoft Azureです。しかし、僕たちの技術の範囲はどんどん広がっています。 今までスタートアップとして活動していたときは自社プロダクトを中心に技術の集中化をしていましたが、今は幅広い技術に変わっています。 そんな僕たちの幅広い技術でも今年はGitHubを中心とした開発環境整備、運用というところが非常に多かったですね。 GitHub についてはアドベントカレンダーでもたくさん書いていますし、11月に開催されたGitHub Universeや12月に来日したGitHub CEOに合わせたイベント開催など、GitHubというサービスを軸に様々なアクションをしました。
そして来年はさらにここにローコード開発が入ります。既にローコード開発自体は自ら実践していますがそれをお客様の課題解決のために提供していきます。 ローコード開発と言っても様々なものがありますが、僕たちはPower Platform、Salesforce DXの2つが中心です。
え?Salesforce DXやるの?
はい、やります。僕たちの強みとして新たに認知されたのがスタートアップで鍛えたマーケティングです。 スモールビジネスでもよく効きます。近々ここらへんの動きでもっと面白い取り組みをリリースしますが、それはお楽しみに。 今年はプレスリリースは少なめ。その代わり色々なマーケティング施策に取り組み、CVRも劇的に向上しました。 スタートアップを経験したからこそ出来たマーケティング施策もあったりで、これからが非常に楽しみです。
さて、そんなオルターブースですが新たなスローガンとして "Walk Together, Hack Together" のもとにお客様と共に成長できるように頑張りたいと思います。 今年も無事クリスマスを迎えることが出来まして社員一同感謝と供に、来年に向けて最後のお仕事を仕上げますので引き続きよろしくお願い致します。
ということで、これにてオルターブースアドベントカレンダー、インフォコムアドベントカレンダーを締めさせていただきます。
メリークリスマス!!!