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.NET Aspire 9.2の新機能”リソースグラフ”で依存関係を可視化する

こんにちは、MLBお兄さんこと松村です。
とっくに開幕した MLB ですが、まだまだ勝敗は団子状態となっています。


.NET 10 のプレビュー版がリリースされていますが、.NET Aspire もバージョン 9.2 がリリースされています。
.NET Aspire 9.2 は .NET 8 および .NET 9 で利用することができます。

devblogs.microsoft.com

learn.microsoft.com

このアップデートでは「リソースグラフ」という機能が利用できるようになっています。
リソースグラフとは、アプリケーションの依存関係にあるリソースをダッシュボード上で視覚化する機能です。

learn.microsoft.com

リソースグラフを利用するには .NET Aspire 9.2 をインストールするだけです。
パッケージは NuGet から入手することができます。

dotnet add package Aspire.Hosting.AppHost --version 9.2.0

www.nuget.org

.NET Aspire 9.2 のダッシュボードを起動すると、リソース一覧のページに「グラフ」というタブが表示されるようになります。
このグラフタブを選択すると、Aspire で管理しているアプリケーションが依存関係にあるリソース類が視覚化されます。

下記の画像はサンプルとして、Azure Functions に .NET Aspire に統合可能な Azure リソースをすべて接続している状態となります。(サンプル
グラフは動的に生成され、矢印で依存関係の向きも表されています。マウスでグラフを操作することもできます。
デプロイが完了しているリソースは ✅️ マークがついている状態も確認できました。

使用しているリソースが多かったり、複雑な依存関係にある構成という場合、上記のように可視化されることで構成を把握しやすくなると思います。
.NET Aspire を使用している方はアップデートしてみるとよいでしょう。


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