
木本です。 Microsoft 365 Copilot Chatにブログの下書きを添削してもらったら、文字数が半分になるほどスッキリとした文章に書き換えられてしまって、おちこんだりもしたけれど私はげんきです。(こういう余計な部分がザックリ削除されます)
今回もMicrosoft 365 Copilot Chatに関するちょっとした小技を紹介したいと思います。 前回書いた「Microsoft 365 Copilot Chatでプロンプト共有しようぜ!」もあわせて読んでいただけるとうれしいです。 aadojo.alterbooth.com
前回は「Microsoft 365 Copilot Chatではプロンプトを保存したり、共有したりできる」ということをご紹介しましたが、「プロンプトをスケジュール実行できる」ことはご存じでしょうか。 よく使うプロンプトをプロンプトギャラリーに保存して繰り返し利用するのも良いですが、定期的に実行するようなものは毎回プロンプトギャラリーから実行するよりも、設定したスケジュールで実行してもらった方がさらに便利ですよね。 では、さっそく「プロンプトのスケジュール実行」について見ていきましょう。
(この記事は2025年7月現在の情報を元に書いています。)
プロンプトのスケジュール実行
スケジュールを設定する
前回のブログでは「プロンプトをプロンプトギャラリーに保存するには、そのプロンプトを実行してCopilotの応答が完了している必要がある」と書きました。 スケジュール実行の設定に関しても同様で、まずプロンプトを実行してCopilotの応答を完了させる必要があります。

Copilotの応答が完了したら、自分が実行したプロンプトの上にマウスポインターを置きましょう。プロンプトに対して実行できるメニューが表示されるので、時計の形のアイコンをクリックします。

プロンプトのスケジュール設定画面が開くので、実行したいスケジュールを登録します。 設定項目は以下の通りです。(なんとも微妙にわかりづらい表現ですよね・・・)
- 開始:プロンプトのスケジュール実行を開始する日
- 時刻:プロンプトを実行する時刻
- 毎:プロンプトをスケジュール実行する間隔。「日」と「週」と「か月」から選択できます。(「every + day | week | month」なのでしょう、たぶん・・・)「週」を選ぶと曜日が選択できます。
- 実行:スケジュール実行を行う回数を指定します。「日」もしくは「週」を選んでいる場合は1~15回、「か月」を選んだ場合は1~12回が選択できます。
※以下の設定では、2025年7月4日から毎週月曜~金曜の午前8時30分にプロンプトが実行されます。スケジュール実行の回数は15回です。

ここでちょっと戸惑いがちになるのは「時刻」の設定。 「開始」と「時刻」は「現在 or 未来の日付・時刻」しか選択できません。これからスケジュール実行するための設定なので当然ですね。 スケジュール設定画面を表示した時点では、「開始」には今日の日付が設定され、「時刻」には現在時刻より未来の毎時00分と30分が選択肢として表示されます。
たとえば「時刻」を午前6時(06:00)に設定したいと思っても、設定を行っている時刻が午前6時を過ぎている場合は「06:00」以前の時刻を選択することができません。 その場合は「開始」を未来日(翌日でもOK)にすると、「時刻」が00:00~23:30の間で設定できるようになります。
スケジュールを設定して保存すると「スケジュールされたプロンプト」という画面が開きます。 以下のキャプチャのように「アクティブ」と表示されたらスケジュール実行の準備は完了です。

設定されたスケジュールの確認方法
「スケジュールされたプロンプト」画面は、Copilot Chatの画面右上の「・・・」をクリックすると開くメニューの中にある「スケジュールされたプロンプト」をクリックすることで表示できます。

プロンプトギャラリーに保存したプロンプトと同様、スケジュールされたプロンプトも設定の変更ができません。 変更したい場合は、対象のプロンプトのところにある「・・・」をクリックし、スケジュールをオフにするか削除して、新しいスケジュールを登録しましょう。

スケジュール実行された結果の確認方法
スケジュール実行されたプロンプトとそれに対する応答はチャット履歴として記録されます。 Copilot Chat画面の左側にあるメニューで [Chat]-[会話]を選択すると過去のチャット履歴が表示されますが、「スケジュール実行によって作成された履歴」には緑色のチェックマークが付きます。この履歴をクリックするとチャット画面にプロンプトの結果が表示されます。


まとめ
Microsoft 365 Copilot Chatでプロンプトをスケジュール実行する方法についてご紹介しました。
今回は「毎朝8時30分に今日の予定を知らせてもらう」という内容でプロンプトのスケジュール実行を設定しましたが、Microsoft 365 Copilot Chatでできることならなんでもスケジュール実行できるので、たとえば「毎週金曜日の夕方に、今週送付したメールの件名と相手、内容の要約をまとめたExcelファイルを作成する」なんていう使い方もできますね。
欲を言えば、スケジュール実行した結果(もしくはスケジュール実行が完了したこと)をTeamsで通知してくれると嬉しいのですが、今のところはサポートされていないようです。(とMicrosoft 365 Copilotが申しております)

Microsoft 365 Copilotで業務効率を上げるぞ!!と思ったとしても、いきなり本格的なことをやろうとすると難易度が高くなって、どこから手を付けたらいいかわからなくなってしまいます。
ですが、こういった「自分でやろうとすると面倒だけど、誰かがやってくれるとちょっと嬉しい」くらいの簡単なことから試していくと、Microsoft 365 Copilotが「ちょっと頼れるアシスタント」のように感じられるのではないでしょうか。
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