こんにちは、MLBお兄さんこと松村です。
先日のゴールデンウィーク休暇では、GitHub Actions や Azure DNS と戯れて遊んでいました。
2024年4月25日に GitHub Actions のアップデートが公開されていました。
内容としては、 Environment (環境) ごとのワークフロー履歴を確認できるダッシュボードが一般提供されるようになったものです。
早速使ってみましたので使用感を書いてみます。
Environment とは
GitHub Actions の Environment とは、簡単に言えば「デプロイ先の環境」を表すための構成です。
例えば「開発環境」や「本番環境」と言われるような、アプリケーションをデプロイするサーバーやクラウド環境が該当します。
Environment を使用することで、環境ごとに以下のような構成を定義することができます。
- レビューの有無やレビュアー
- ジョブを待機するタイマー
- 環境変数
- シークレット
同じ名前の環境変数やシークレットを、環境ごとに異なる値を定義することができるので、ワークフローファイルの内容が複雑化しにくくなります。
※ SERVER_PRODUCTION
や SERVER_DEVELOPMENT
とか、使い分けなくてよい。
Environment ごとの履歴ダッシュボード
今回のアップデートで Environment ごとのワークフロー履歴を確認することができるダッシュボードが一般提供されました。
ダッシュボードでは Environment をピンどめしたり、Environment 単位でフィルターしたりすることができます。
これまでの Actions の履歴では環境ごとにフィルターすることができなかったので、これは便利そうです。 ワークフローで Environment に URL を紐づけるようにしていれば、その URL にアクセスすることもできるようです。
フィルターは現時点では5種類あります。
- Creator : ワークフローを実行したユーザー
- Environment : 特定の環境
- Ref : ワークフローを実行したブランチ(過去のブランチも含まれていました)
- State : ワークフローの実行結果(成功、失敗、キャンセルなど)
- Text : テキスト検索
テキスト検索はまだうまく動いていないような印象です。
本格的なワークフローを作るとなると、 Environment も必ずと言っていいほど使用します。
今回のダッシュボードはワークフローの状態を確認するために使用できそうだと感じました。
サービス一覧 www.alterbooth.com www.alterbooth.com www.alterbooth.com