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SORACOM Discovery2023の公募セッションで登壇しました

こんにちは、娘が家で「今日は風が強いよ!」というのでなぜそう思ったのか聞くと、窓から見える電柱に備え付けられた風力系のようなものがくるくる回ってるのを見てそう思ったそうです。いろんなことの因果関係がちゃんとわかってきているなと娘の成長に驚いた木村です。

なお、風力系かと思ってたら調べたところあれはカラスよけだそうです。私も色々勉強になりました(笑)

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2023年7月5日~6日に開催された、Soracom Discovery 2023の公募セッション「IoTエンジニアが技術目線で語る!公募セッション」に登壇してきました。今回はその内容をまとめます。

SORACOM Discoveryとは

SORACOM Discoveryは、(株)ソラコムの年次カンファレンスで、国内最大級のIoTカンファレンスです。例年2000人を超える人が参加され、IoTに関する最新の技術や事例が紹介されます。
また、SORACOMの新しいサービスやサービスアップデートの発表が行われることも多く、今年は久しぶりに新サービスの発表がありました。新サービス「SORACOM Query」と「SORACOM Relay」についてはまたどこかで触れられればと思います。

公募セッションとは

SORACOM Discoveryでは今回初めての試みとなりますが、広く一般の方にcall for proposalとしてIoTやSORACOMに関わるプレゼンテーションを募集するというものです。

公募ページはこちらになります。私も2本応募したのですが、そのうちの1本が採択されました。
担当の方に伺った話によると応募数も想像以上に多く、採択はかなり狭き門だったそうです。私の知っている多くの著名な方も応募されていたそうなので、その中から選ばれたということは大変光栄なことだと思います。

最終的に全体で4本採択され、以下の2つのセッションに編成されました。

セッション内容

私は「GitHub で実践する IoT開発のDevOps」というタイトルで登壇しました。

IoTとDevOpsの話にも触れつつ、SORACOM OrbitのCI/CDパイプラインをGitHub Actionsで実現する実例を紹介するという内容です。

当初はSORACOM Orbitの開発環境であるdevContainerをGitHub Codespacesで動かして、SORACOM cliを使ってGitHub ActionsでCI/CDしましょう・・というお話にしようと目論んでいたのですが、色々やっているうちにcliでワークフローを書くだけでは物足りなくなり、GitHub Actionsのカスタムアクションまで作ることになりました。

想定よりだいぶ準備に時間はかかったものの、カスタムアクションの作り方も深く理解できましたし、SORACOM Orbit用のカスタムアクションもリリースできて大変満足しています。

なお、今回作成したカスタムアクションは以下で公開しています。

セッション資料

上記公式ページでもセッション資料は公開されていますが、そちらは「公募セッションその2」全体をまとめた資料になっていますので、私の発表部分だけのスライドを以下に公開しております。

speakerdeck.com

当日は最後にデモを行ったのですが、その際に使った動画は以下に公開しています。実際にOrbitに自動でデプロイされる様子をご覧いただければと思います。

youtu.be

まとめ

私は今年の個人の目標の一つとして「CFPに応募し、1本でも採択されて登壇する」を掲げていました。この目標を無事達成できてホッとするとともに、それが自分が大好きなSORACOMのイベント、それもSORACOM Discoveryという最大のイベントで実現できたのは大変嬉しく思っています。
これからも機会があれば他のCFPにも積極的に応募していきたいと思います。