こんにちは、アメリカに来ている間に娘の初めての乳歯が抜けたと妻から連絡があり、記念すべきタイミングを見逃してしまったのが残念だった木村です。
Microsoft Ignite2023もいよいよ2日目、Day2のキーノートの速報をお送りします!
入場
本日の入場前の列は8時過ぎでこんな感じでした。僕たちも昨日より少しゆっくりめに来ました。
会場でもらえる朝ご飯を食べました。スタバのコーヒーは飲み放題で、会場のあちこちで提供されていました。
8時半くらいから入場開始。今日の席はこの辺りです。開始前のステージにはDJさんが。
キーノート: Microsoft Cloud in the era of AI
Day2のキーノートはMicrosoftのCloudとAIのexecutive vice president のScott Guthrie。
昨日のSatyaのキーノートはCopilot Stackに沿って進みましたが、今日はこちらの図に沿って進められました。
Developer tools
みんな大好きVisual Studio/GitHub/Power Platformのお話。
GitHub Copilotについて。
chatはVSCodeで動くところを、そしてpull requestの説明を自動で書いてくれるところがデモで紹介されました。
そして、昨日のキーノートで発表されたMicrosoft Copilot Studio。
ちょっとこの写真では分かりにくいですが、Logic Appsなどのローコードツールと同じようなUIで使えるようです。ワークフローの中に既存のプラグインやデータアクセスを簡単に含められる様子がデモで紹介されました。
Build transformational AI solutions with Azure
AKSはFleet ManagerがGA。Cost ManagementとAI toolchain Operatorが新発表。
続いて「Data is fuel that powers AI」ということでデータプラットフォームについて。
まずは昨日のキーノートにもありましたが、Cosmos DBのvector searchがGA。
昨日の発表で写真を取り損ねてました、PostgreSQLについて。
AI Search(旧Cognitive Search)エクステンションと新しいSSD。いずれもパブリックプレビュー。
この後HUBでExpertに質問したところ、Database for PostgreSQLからAI Searchへの接続にはPrivateLinkとManaged IDが使えるとのことでした。
昨日のキーノートにもあったように、いよいよFabricはGA。
そしてCopilot in Microsoft FabricとMirroring in Microsoft Fabricが新発表。
ショートカットだとアクセスの度にオリジナルデータにアクセスしますが、Mirroringなら手元に持ってきてるのでオリジナルデータへのアクセスは少なくなります。そして、オリジナルデータが変更されると検知して追随してくれるそうです(コピーじゃなくてミラーリングですからね)。
Microsoft Purview hub in Microsoft Fabricがパブリックプレビュー。
続いてAIサービス。
GPT-4 Turboなど最新のモデルが使えるようになり、モデルをデプロイする環境を自前でつくらずAPIのみサービスするModels as a Service、Customer Copyright Commitment for Azure OpenAI Serviceが新発表。
AI Search(旧Cognitive Search)のvector searchがGA。
Fine-tune your Azure OpenAI modelsが新発表。
Azure AI Content SafetyがGA。
Violence、Hate、Sexual、Self-harmの4カテゴリの内容がモデルに含まれないように監視するサービスですね。それぞれのカテゴリをどの程度のレベルまで許容するかを入力と出力それぞれに設定できるようです。
Metaprompt templatesがプレビュー。生成系AIを呼び出すプロンプトの、システムプロンプトのテンプレートを提供するサービスです。
Azure
Azure ArcのCapabilityとしてVMware vSphereがGA。Azure IoT Operationsがプレビュー。IoT関連の大きな発表は久し振りな気がします。
そしてOracle Database@Azureが12月にGA。ついにOracle DatabaseがAzureで使えるようになります。
Oracleの方に聞いたところ、AzureのDCにExaDataの筐体があり、それと利用者のVNETを繋ぐとのことでした。
Copilot Studioのフローでも使えます。
Microsoft Copilot for Azureがプレビュー。
ポータルで「いくつリソースがある?」と聞いたり…
AKSでCPU利用率が高いときの対処法を聞いたり…
AKSにノードを追加する方法を聞いたり…
コストについて尋ねたり…
他にも適切なAzureサービスやSKUを提案してもらったり、CPU利用率が高いVMの再起動をさせたりと、Azureに関わる色々なことができるようです。
デモを見て驚くと共に便利そうなのですぐにも使ってみたいと思いました!
最後に
最後に、「We have an exciting future ahead」(エキサイティングな未来が待っている)という言葉で今日のキーノートは締めくくられました。
締めくくりの言葉にあるように、本当にわくわくする発表が沢山でした。これから実際に使ってみるのが楽しみです!