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【週刊オルターブース】50代でスタートアップに転職!経理担当の有田さんインタビュー

こんにちは!オルターブースPRマーケティングのよしざきです。
本日も社員インタビューをお届けします。

今回インタビューさせていただいたのは、オルターブースで唯一の経理担当で、最年長の有田さんです。
www.wantedly.com

有田さんは50歳を過ぎてからオルターブースに転職、現在弊社の経理周りを殆どお一人で管理してくださっています。
入社してからも新たに資格を取得されたり、ジョギングを始められたりと、若者に負けない勢いで様々なことに挑戦されています。

今回はそんな有田さんにインタビューさせていただきました!

以下
インタビュアー➡よしざき
有田さん➡有田さん

でお送りします!

それではどうぞ!!

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学生時代について

(よしざき)「有田さんは学生時代、どんなことを考えながら、どんな日々を過ごされていましたか?」

(有田さん)「幼いころから親の転勤で引っ越しの多い生活だったので、次はどこに行くんだろうと思いながら日々を過ごしていました。しょっちゅう県を跨いで遠くまで引っ越しをしていたので、関係の深い友だちもできませんでしたね。

中学までは全国津々浦々回っていて、勉強にはあまり力をいれていませんでした。その代わり大好きな野球には一生懸命打ち込んでいましたよ。

でも高校生の時にけがをして、大好きな野球ができなくなってしまったんです。
高校でも野球をやりたいと思っていたのですが諦めざるを得なくなり、自分には何もなくなってしまったように感じました。

(よしざき)「学生の頃の部活って、自分にとっての大部分を占める存在であることが多いですもんね。」

(有田さん)「そうなんですよ。特に僕は野球選手としてどこまで通用するかを試したかったので、部活の楽しみと同時に将来の夢も失ってしまったわけです。 当時野球選手以外になりたいものがなかった私は、普通の就職をしなければならないと思って焦るようになりました。

そのような思いもあり、高校の部活を止めてから勉強を頑張るようになりました。 当時は高卒で社会に出る人も多かったのですが、自分は大学を出て少しは箔をつけておかなければならないと思っていたんです。

高校の部活を止めてからは、寄り道もせず自宅と学校をひたすら行き来する生活でしたね。

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学生時代に進路について抱えていた不安や悩み

(よしざき)「有田さんが学生時代、進路について感じていた不安や悩みがあれば教えてください。やはり、野球ができなくなったことによる不安が大きかったですか?」

(有田さん)「そうですね。野球ができなくなったことで、野球のできない自分には何が残るんだろうと感じるようになりました。心が空っぽになったんです。 就職をして会社員として働くためには、まず勉強をしないといけないと思いました。 勉強を頑張って大学に合格し、法学部で法律関係の勉強をしました。 その中でもやはり、将来こんな職に就きたいという目標はできませんでしたね。」

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就活について

(よしざき)「就活はどんな感じでしたか? 」

(有田さん)「就活は厳しかったです。
今ではありえないかもしれませんが、当時就職活動は4年生の夏休みが終わった後くらいから皆始めていたんです。 4年生になってから就職を考えるのが普通でしたね。

就職のために色んな会社の試験を受けましたが、結局何をやりたいかというのはなかなか決まりませんでした。 やってみないと、なにが向いているかもわからなかったですしね。当時は今のようにインターンシップなどもありませんでしたので。
ずっと目標ができませんでした。

結局年明けまで就職が決まらず不安だったのですが、その後東京の電子部品メーカーに就職が決まり営業マンとして働くことになりました。」

経理の仕事をはじめるまで

(よしざき)「新卒では営業をされていたのですね!そこからどのようにして経理のお仕事をされるようになったのですか?」

(有田さん)「営業として何年か働いた後、生産管理の仕事も数年やりました。その後ダメ元で経理の仕事をしたいと手をあげたら、経理部署に異動できることになったんです。そこから経理としてのキャリアがスタートしました。

法学部出身だったので経理関係の知識は全く持っていませんでしたが、専門学校に通って勉強をして、簿記の資格を取ったりしました。」

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オルターブースに入社のきっかけ

(よしざき)「有田さんがオルターブースに入ったきっかけは何ですか?」

(有田さん)「知り合いがオルターブース社長の小島さんと知り合いで、経理がいなくて困っていると聞いて履歴書を出して面接を受けてみたんです。 その時には50歳を過ぎていました。普通だったら50歳を過ぎて転職なんて考えられないことです。 社長の小島さんよりも自分の方が年が上でした。 でも小島さんは年齢関係なく私のことを見てくれたので、入社することができました。

オルターブースで働いてみて

(よしざき)「オルターブースで働いてみて感じたことや率直な感想を聞かせてください。」

(有田さん)「最初はびっくりしましたよ。自由度が高くて(笑)。
私服で仕事するのも生まれて初めてでした。スーツを着ないことが新鮮だったのと同時に、自分が私服を殆ど持っていないことに気づきました(笑)

ヒエラルキーの強い会社から突然フラットな会社に転職し、社長とこんなに気さくに話せることにも驚きましたね。 社長のことを「小島さん」なんて名前で呼ぶのは本当に初めてでしたから。

小島さんは社員を役職で見ないで1人の人間として見てくれているなと感じます。

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社会人になる前に身につけておくと良いこと

(よしざき)「社会人になる前に身につけておくと良いと思うことがあれば教えてください。」

(有田さん)「私はエンジニアではないので、バックオフィスの仕事をしたいと思っている人に向けてお話しますね。
私は、学生時代なら取れる資格は取っておいた方が良いと思います。 学生時代にとっているからこそ生きることがあります。 社会人になってからは実務能力が問われるので、資格を持たずに働いている人はいっぱいいるし、資格を持っていても実務能力が高くない人も残念ながらいます。中途採用だと資格を持っているかよりも実務経験やこれまでどういう仕事をしてきたのかで見ることが多いんです。

しかし実務経験がない学生時代なら、資格を持っているだけでその仕事をするために頑張ったという証拠になります。
そしてある程度の基礎知識を持っているという証明にもなります。

実務経験を積んでいないからこそ生きてくる資格のメリットを生かして、ぜひ取得を目指して頑張ってほしいと思います。

ここが羨ましい!若者に活用してほしい現代の便利なところ

(よしざき)「「今の若者のここが羨ましい!今の若者にはこういうところをもっと活用してほしい!」など当時はなかった現代の便利な部分を教えてください。」

(有田さん)「やっぱり携帯電話ですね。インターネットともいえるのかな?
昔は物理的に距離のある人とリアルタイムに連絡をとることができない難しさがありました。

でも今は電話やメッセージで簡単に人と繋がることができます。 それによる難しさや大変な部分ももちろんあるとは思いますが、良い部分を積極的に活用してほしいと思います。

携帯やパソコンなど色々な道具も小さくなって、本当に便利です。
昔は就活でも合否通知が電話だったので、通知の日は家を出られなかったんです。
大学の講義も、休校でも実際に大学に行って張り紙を見るまで分からなかった。
でも今はメールなどでいつでもどこでもチェックできます。効率的に動くことができるようになりましたよね。」

社会人経験を通して気づいたこと

(よしざき)「今までの社会人経験を通して大切だなと思ったことを教えてください。」

(有田さん)「そうですね、20代のころはやっぱり年上の大人からきついことを言われて反発する気持ちもあったんですが、今思えば大人の人たちは至極全うなことを言っていたんだなと思うことが多々あります。

特に仕事をしていたら自分がやりたいと思っていたのとは違う雑用などを任されることもあると思います。 「これは自分の仕事じゃない」と思うこともあるかもしれません。しかし、会社の指示には意味があります。 どんな雑用もすべて自分の収入とスキルに繋がるということに気づいてほしいと思いますね。

周りの人たちは細かい仕事も見ています。雑用でも手を抜かず質の高い仕事を続ければ、その積み重ねが信用になるんです。 そんな人になら大事な仕事を任せみようかなと思うものです。そうやってどんどん自分のスキルや経験値が上がっていきます。 全て次に繋がると思って、謙虚な気持ちで仕事に取り組むことが大切だと思いますね。

もちろん間違ったって良いと思います。皆そういう間違いや失敗を経験をしてきているはずですからね。

これからの目標やそれに向けて取り組んでいる事

(よしざき)「今目標としていることや、目標に向けて取り組んでいることがあれば教えてください。」

(有田さん)「以前病気になってしまったので、今は運動をするようになりました。 毎週末のウォーキングから始めて、少しずつスピードを早めたり距離を伸ばしたりしていきました。

始めたばかりの頃は10分ほど歩いただけで腰が痛くなっていたのですが、ストレッチも行いながら継続した今では毎週10キロのジョギングができるまでになりました。

今の目標としては、「目指せフルマラソン!」ですね。」

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進路に悩んでいる学生へメッセージ

(よしざき)「現在進路に悩んでいる学生に対して、メッセージがあればよろしくお願いいたします!」

(有田さん)「がむしゃらに頑張ることは恥ずかしいことではないので、何か1つのことでいいので一生懸命やってほしいなと思います。 20代はやりたいことがなくても、いろんなことに挑戦して、その中で自分のしたいことや得意なことに出会えれば十分幸せだと思います。

若いときの方が習得も早いので、その柔軟性を活かして欲しいですね。 どんなことでも中途半端にせずに頑張っていればきっと自信になるし、その経験は必ず将来に繋がります。

また、社会人になってどんな仕事についたとしても、失敗を恐れずに挑戦し続けてみてほしいです。 自分を磨くことにはお金を惜しまないでほしいですね。」

まとめ

ということで今回は経理担当の有田さんにインタビューしてきました。
長年の社会人生活を経験してきた有田さんだからこその説得力のあるお話だったと思います。何歳になっても挑戦し続ける姿は本当に尊敬できますし、私自身大きな刺激を受けています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。

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