こんにちは!オルターブースPRマーケティングのよしざきです。
今週はいよいよ毎年恒例のアドベントカレンダーがスタートしました。
adventar.org
そんな中、今週の週刊オルターブースはお久しぶりの社員インタビューです。
今回インタビューさせていただいたのは、今月でちょうど入社して一年になるエンジニアの馬場さんです。
元々入れ歯を専門とする歯科医師だった馬場さん。
そんな馬場さんの進路への悩みや気づきについてインタビューさせていただきました。
それではどうぞ!!
学生時代について
(よしざき)「馬場さんは学生時代、どんなことを考えながら、どんな日々を過ごされていましたか?」
(馬場さん)「高校は理数科に行き、大学は歯学部に進みました。 大学進学の際はなかなか学部を決められず悩みました。
「将来の夢=職業」ってなりがちだと思うのですが、私の場合特に何になりたいなどの夢もなくて。本当に「OLになりたい」くらい漠然としたものしかありませんでした。
そんな風に迷っていたところ、歯科医師をしていた父から「そんなに迷うなら」ということで歯学部を進められました。
元々歯学部に行く気はなかったのですが、父の後押しもあり歯学部への進学を決めました。」
学生時代に進路について抱えていた不安や悩み
(よしざき)「馬場さんが学生時代、進路について感じていた不安や悩みがあれば教えてください。」
(馬場さん)「歯学部に進学したのは良いのですが、歯に興味が持てませんでした。歯科医師にはなれたのですが、モチベーションは低かったです。
開業医になる気もなかったので、手を動かすのが好きな自分に合っている入れ歯専門の道に進もうと、大学院へ進学しました。
そのまま義歯の材料の研究をしたり、留学もしたりと楽しく過ごしてはいたのですが、あまり専門分野に深入りしすぎるとその道しか選べなくなる気がしていました。選択肢がどんどん狭まるイメージがあって、その感覚が私にはすごく気持ち悪かったんです。
入れ歯だけで将来食べていくかというと、その気概はありませんでした。
大学に入ってからも「夢らしい夢」が持てなかったので、道を一本に絞るのを避けていましたね。
可能性や選択肢が狭まるのが嫌で「どう転んでもいいように」生きるようにしていました。
一生歯医者として生きていくビジョンは薄かったように思います。」
エンジニアに転身しようと思った経緯について
(よしざき)「エンジニアに転身しようと思った経緯について教えてください。 」
(馬場さん)「エンジニアへの転身を考え始めたのは、歯科医師になってから何年も経ってからのことでした。 入れ歯の研究のトレンドにAIがあったので、その関係からプログラミングに興味は持っていたんです。
この時は自分でAIの開発したいとは思っていなかったのですが、エンジニアの人に開発してもらうには依頼する側の人間もITのことを理解しておく必要があるなと感じていました。自分が開発できなければ、エンジニアの人に頼まなければいけませんので。
そんなことを感じていた頃、AIに関連した研究で応募していた科研費に落ちました。 それがきっかけで「自分はよほど的外れなことを言ってるんだな」と感じ、プログラミングを自分で勉強してみようと決意したんです。
元々パソコン自体には苦手意識がありました。 プログラミングを勉強し始める前はパソコン自体にはほとんど興味がなく、Excelもほとんど使えなかったくらいです。
それでもプログラミングを勉強したら、開業するときのHP制作くらいは自分できるようになるのではと思い、勉強を決意しました。 当時はweb系などの分類も分からなかったので、プログラミングはプログラミングという認識でした。
スクールに通い始めてからは、プログラミングの勉強をするのがすごく楽しかったのと同時に、自分がいる業界のデジタル化の遅れ具合を痛感しました。
レガシー業界とIT業界のギャップを感じ、レガシー側の人がIT業界の人たちと同じレベルになれるよう努力しなければデジタル化は進まないと思いました。
そういった意識の中で、自分もITを活用できるエンジニアになりたいという意識が芽生え始めました。」
エンジニアに転身するまでにやったこと
(よしざき)「エンジニアに転身するまでにやったことや勉強したことがあれば教えてください」
(馬場さん)「パソコンが苦手だったので、メンターにアドバイスをもらえたり、仲間と一緒に頑張れるスクールに通ってプログラミングを勉強しました。 勉強し始めてすぐ、歯科の業務で使えるシステムを思いついたので、webサービスという形を意識して1から一人で作りました。 言語としてはHTML、CSS、JavaScript、PHPを勉強しました。」
オルターブースに入社したきっかけ
(よしざき)「オルターブースに入社したきっかけを教えてください」
(馬場さん)「オルターブースに入社したきっかけは、通っていたスクールで私のメンター担当が小島さんだったことです。 小島さんと話していると、技術について話す小島さんがすごく楽しそうで、仕事は大変そうだけど好きなことを仕事にしているんだなと思ってすごく羨ましかったし憧れました。
卒業前に前職を退職をすることになり、そのことを小島さんに伝えたら「うちの面接受けてみない?」と言われてこんなチャンスないと思って飛びつきました。無事に内定をいただいて、入社したという感じです。
オルターブースは優秀なエンジニアの方ばかりで不安もありましたが、プロになりたいと思いエントリーすることを決めました。
正直、最初は面接の話も冗談だと思っていたのですが、本当に面接してくれて、しかも入社できることになってと驚きの連続でした。」
オルターブースで働いてみた感想
(よしざき)「オルターブースで働き始めて約1年が経ちますが、働いてみた感想を聞かせてください。」
(馬場さん)「オルターブースはまだ社員数も少ない小さい会社なので社内体制などもあまり整っていないのかなと勝手に思っていたのですが、そのあたりがかなりしっかりしていて驚きました。どこまでもまともな会社だと思っています。
オルターブースのメンバーは全員チームで動くことを意識して働いていて、自分にはそれが最初難しく感じていたのですが、慣れてきた今となってはチームでプロジェクトを進められることが心強く楽しくなってきています。 クラウドについてはオルターブースに入社するまでほとんど知識がなかったのですが、今は勉強していてすごく楽しいです。
オルターブースではプライベートの時間もしっかり確保できるので、ライフワークバランスも整っています。 そこも楽しく働ける理由の一つですね。
また、私はオルターブースのビジネスモデルに興味があります。珍しいモデルだと思うので、新鮮だし面白いと思っています。 オルターブースではお客様の成功が自分たちの成功につながるということが目に見えて分かるので、やりがいがあり働く喜びに繋がります。」
エンジニアになってから取得した資格とその勉強法について
(よしざき)「馬場さんは入社してから多くの資格を取得されたと思うのですが、現在取得している資格とその勉強法について教えてください。」
(馬場さん)「オルターブースはクラウドの中でもAzureに特化した会社なので、まずはAzureの資格を取れるよう頑張りました。 入社して2か月後にAZ-900を取得し、その後AI-900、AZ-104、DP-900と順番に取得していきました。
勉強法としてはやはりMicrosoft learnが体系的に学べて良いと思います。
私は大学の情報科で学んだわけではないので、そのような基礎がわからない人間にとっても学ぶ順番がわかって良いなと感じています。
私は似たようなサービスがたくさんあって混乱した時には、コスパで考えると覚えやすかったです。」
社会人になる前に身につけておくと良いこと
(よしざき)「社会人になる前に身につけておくと良いと思うことがあれば教えてください。」
(馬場さん)「私もたいそうなことは言えないのですが、自分で情報を選別して取りに行く力があると良いと思います。
同世代を見ていると全く調べない人とかもいるので、自分で調べる力を身につけると良いと思いました。 やるかやらないかは自分の普段の脳みその使い方にも影響してくるので、自分で調べて情報を選別する習慣を日ごろから意識して欲しいと思います。
また、「好き、嫌い、得意、苦手」の4分類を基準に行動するようにしてみると良いと思います。
その分類を意識していくと、「苦手だけど好きなら続けられるな」とか、「嫌いだし苦手だともうこれ以上はできないな」とか。
そういう視点を持つと就職活動の時も自分が長く続けられるのか見極められて良いのかなと思います。」
これからの目標やそれに向けて取り組んでいる事
(よしざき)「今目標としていることや、目標に向けて取り組んでいることがあれば教えてください。」
(馬場さん)「まずはこの業界で生き残れるよう勉強頑張りたいです! 今月からエンジニア2年目になるので、2年目はコミュニティ活動に積極的に参加したりとアウトプットを頑張りたいと思います。 資格取得の勉強も引き続き行います。
身に着けた技術力で経営にコミットできるようになるのが今後の目標ですね。」
進路に悩んでいる学生へメッセージ
(よしざき)「現在進路に悩んでいる学生に対して、メッセージがあればよろしくお願いいたします!」
(馬場さん)「「新卒でこの仕事に就いたからもう他の仕事はできない」みたいな時代じゃないと思うので、もしやりたいと思うことがあったらしっかりアンテナを張って、機会があれば飛び込んでみて欲しいと思います。 チャンスはたくさん転がっているかもしれないけれど、掴める機会はあまりないと私は思っています。 だからこそチャンスだと感じたときに確実に掴んで欲しいです。
私自身夢がなくて進路を迷ってきた人間なのでお伝えしておきたいのですが、そういう夢がないという人ほどいろんなアンテナを張って、チャンスを掴みに行って欲しいと思います。 」
まとめ
今回はエンジニアの馬場さんにインタビューしてきました。
終始「私が言えることじゃないんですけど・・・」「自分語りみたいで恥ずかしいのですが・・・」と低姿勢な対応に馬場さんの謙虚さを感じました。
とにかく「今はオルターブースで働くのが楽しい!!」という気持ちが伝わってきて私もうれしかったです。
今後も新たな資格も取得されていくと思うので、馬場さんの合格体験記を楽しみに待ちたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。