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GitHub Copilotの著作権侵害の可能性と対策をご紹介!

明けましておめでとうございます!
2024年もよろしくお願いします、オルターブースしんばです。

GitHub公式パートナーとして、今年もGitHubの情報を発信していきます!
今回はお問い合わせいただくことの多い、GitHub Copilotが提案するコードと著作権のお話です。

注意事項: この記事はGitHub Copilotに関連する著作権の問題について客観的な視点から情報を提供しています。執筆者は法律の専門家ではなく、一般的な情報提供を目的としており、法的なアドバイスや意見を提供するものではありません。

GitHub Copilotと著作権侵害について

GitHub Copilotは提案コードの出力にあたり、多重フィルタリングしており、著作権を侵害しないような配慮がされています。

今回は、どのようなフィルターや機能で安全なコード出力をしているのかご紹介します。

これらの機能を踏まえた上で、GitHub Copilotの利用は直ちに著作権侵害になるようなことはないと考えています。

GitHub Copilot for businessを利用する

現時点(2024年1月5日)で、GitHub Copilotにはfor individual(個人向け)とfor businessがあります。

企業でGitHub Copilotを利用する際は必ずGitHub Copilot for businessを契約しましょう。

個人版のfor individualではアカウント(ライセンス)の一元管理ができないので、ユーザーの設定によっては情報漏洩や著作権侵害のリスクが高まってしまいます。

duplication detection(重複検知)機能を利用する

GitHub Copilotには、duplication detectionという、重複検知フィルター機能があります。

GitHub Copilotが提案するコードが、GitHub上に公開されているパブリックコードに約150字程度の一致が確認できた場合に、Copilotは提案を再生成します。

ユーザー側は一度も重複コードを目にすることなく利用できます。

duplicate detection設定画面

オープンソースライセンスなプログラムと一致する場合

現在プレビュー機能ですが、Copilotが生成→提案するコードがOSSライブラリを参照している場合に、該当するOSS名やリンクが提供される予定です。

Copilotユーザーはそれらの提供された情報をもとに、OSSをどのように利用するか判断を下す必要があります。

MicrosoftのAI著作権に関するポリシー

これはGitHub Copilotそのものが安全であるかどうか?という直接的な話ではありませんが、第三者がマイクロソフトの Copilot または Copilot が生成する出力結果を使用した法人のお客様を著作権侵害で訴えた場合、お客様が製品に組み込まれたガードレールとコンテンツフィルターを使用しているという条件の下で、マイクロソフトはお客様を弁護し、訴訟の結果生じた不利な判決または和解により課された金額を支払います。

参考:https://news.microsoft.com/ja-jp/2023/09/12/230912-copilot-copyright-commitment-ai-legal-concerns/

その他、GitHub Copilotが出力する提案に関するフィルタリングは以下エントリーをご一読ください!

aadojo.alterbooth.com

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