こんにちわ。オルターブース小島です。 Microsoft Igniteがありましたね!すさまじい量のアップデートでとても楽しいですw
今回はクラウドレガシーについてです。
クラウドレガシー?
まあこの言葉はへーしゃのインフラ系テックリードさんが発した言葉で、とてもよく表現されているなって思います。 そもそもこの言葉の意図とは何かです。 AWSだろうがAzureだろうがクラウド化されているという状態において、運用管理系のシステムをクラウド化しないというのはよくある話だと思います。 こんな話を聞くと耳が痛い方も多くいらっしゃると思いますが、ここは声を大にして言いたいところです。
要はクラウド上でどんなにイケてるシステムを作ったとしても、運用管理系が全くクラウドにそぐわない状態、刷新されない状態であると、それはレガシーシステムなんだよってことです。
例えばAzureを例にしてみます。 仮想マシンでそれなりなシステムを組んでたとしても、Azure MonitorやSite Recoveryを一切使っていないとか。 Azure MonitorのLog Analyticsはとても優れたログ管理サービスで、サーバー内に”わざわざ”ログをため込む必要がないんです。 ログを確認するときも従来の”目”grepしないですみますし、ログクエリーを作っておけばほかのメンバーにも共有できます。 監視するにしても同様にMetricを自動で収集してくれるので、そもそも簡単だし安心です。 こんな便利なサービスを使わない選択肢ってあるんでしょうか???
どうやったら脱却できるの?
まずは単純にログ管理、監視、バックアップあたりはすべてクラウドで簡単に設定できるはず。 これはそんなにコストがかかるものでもありません。 なのでやる。
あとは保守そのものの考え方を変える。 サーバー単位ではなく、サービス単位です。サービスっていうのはWebサービス単位ってことです。 リザーブドインスタンスも積極的に提供する。ここ躊躇しないでほしい。
アプリ、インフラ問わず全員が同じ条件で同じ権限でリソースの状態を見るようにする。 これがとっても重要なんです。
イケてるクラウドアーキテクチャーに無理してする必要ないです。 そうではなく、まずはクラウドレガシーにならないようにちゃんと運用設計するところから始めましょう!!!